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M単★ランキン@馬券道場名人の日記
by ランキン
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■土曜日の注目馬
これを読んでくださった方はぜひタイキマドレーヌの前走、周防灘特別のレースをご覧下さい。メインレースだったから普通のJRAのHPから見れます。

●PC専用
周防灘特別レース映像(JRAより 要 Windows メディアプレーヤー)
http://jra.jp/JRADB/asx/2007/10/200701100811h.asx

大外18番がタイキマドレーヌです。好スタートを切りながらも、1200mのペースにまったく付いていけずに最後方追走になってしまった。

さらに4角ではアホみたいな大外に回します。同じく注目馬でこのレースで2着したクラシカルウィークがスムーズに馬群の切れ間を縫っていったのとは非常に対照的でした。

しかし、そんな展開でもタイキマドレーヌは直線、画面の下の方で、クビだけかろうじて画面に映る位置でかなり差を詰めており、ようやく勢いがついてきたところがゴールでした。

いかにも距離不足、小回り1200mが不向きだったがよく分かりますのでご覧ください。このレースで勝ったセトノゼティタブは1600万も勝ち、2着のクラシカルウィークは千葉日報杯で3着、オーヴェールは1000万勝ちとレースレベルもそこそこ高かった。


タイキマドレーヌは新潟の直線1000mを勝っているので一見すると短距離馬?とも思われますが、この新潟1000mを勝ったときも、道中はかなり後方。500mくらいでようやく行き脚がついてから、直線競馬としては珍しく豪快な後方一気の差しきりを決めたものでした。

つまり、1000mというレース距離そのものはタイキマドレーヌには短かかったのですが、直線も丸々1000mという、直線が日本一長かったことだけは向いていたので強引に勝ってしまったという面白いレースでした(ややこしい言い方になってしまったが、意味分かります?)。


要するに、タイキマドレーヌを一言で言い表すと、加速がつくのに時間が掛かるが、一旦スピードに乗るとそれをとても長く持続させることが出来る…といったタイプだとワタシは認識しています。時計が速い分には構わないのですが、微妙なスピードの緩急はつけられないんです。


昨秋、連続2着した後のセレブレイション賞では1番人気を裏切って9着に負けていますが、この時は直線で四方が壁になり、思う存分に追えていません。加速に時間が掛かるタイプとしては致命的。ようやくこれを捌いたと思ったら、次の瞬間今度は10番のロランラムーヌが前にいて、またも追えなくなっています。スピードが乗るのに時間が掛かるタイキマドレーヌですから、この敗戦は度外視したいです。


また、2走前、休み明けの木津川特別は馬体重が回復しきれておらず、体調不十分だったようです。

前走は前述したように小回り1200mではこの馬の適性とは真逆。それでも最後はこっそり詰めてきて能力は見せている。


着順だけを見るととても怖いですが、ちゃんと考察すると負けたレースはハッキリと理由があり、今回はグルッと回って直線が長く平坦の京都外回り1400mはほぼベストの条件です。事実、京都での成績も安定しています。

また、今回の馬場は昨年秋の高速馬場のような状態のようです。昨年秋に好走していたタイキマドレーヌには願ってもいない展開です。


タイキマドレーヌは間隔があいても競争能力にはまったく問題のないタイプ。たまたま見つけたタイキ会員さんがやっているHPでは「4月2日時点で計量したら462kg」という情報が載っていました。

そこから坂路を5本やっており、おそらく440kg後半〜450kg前半の馬体重で出てこられそうです。

前々走、前走がやや寂しい馬体だった…ということを知らない人にとっては、今回出てきた時に「前走比+10kg」とか表示されたらちょっと弱気になってしまうでしょう。

でも、きちんとした情報を知っていれば、馬体重が増えていても慌てることはまったくありません。今回は450kg前後で出てくればOKではないでしょうか。

あとはキビキビと歩けていればOKです。


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04月21日(土)
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