ID:43818
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by kai
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■『ぼくらはここにいる パール兄弟2025』
『ぼくらはここにいる パール兄弟2025』@Shibuya CLUB QUATTRO

オリジナルギタリスト(って呼称あるのか)による「Self Control」と「Get Wild」が聴ける日が来るとは〜レコーディングにまつわる貴重な話も沢山聞けた〜 #パール兄弟 #小室哲哉

[image or embed]— kai (@flower-lens.bsky.social) Nov 13, 2025 at 0:59
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パール兄弟(Vo:サエキけんぞう、G:窪田晴男、B:バカボン鈴木、Drs:松永俊弥)
Support G、PC etc.:米内山尚人
Guest Key:小室哲哉
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新譜『ぼくらはここにいる』リリパ、かつ来年の40周年(!)を渋公で迎えようプロモーション。なんですが、今回の目玉はなんといっても小室さんがゲストというところでしょう。ビックリした! クアトロで小室さん観られるとかすごくないか。TM Networkの「Self Control」「Get Wild」のギターを窪田さんが弾いているという縁から今回の企画が出たようです。サエキさん曰く「小室さんが『恩返しがしたい』って。あのひと『あのときはお世話になりました』『恩返しがしたい』が口癖ですよねもう」「すごい腰の低いいい方ですよ!」。またそういういい方する〜。

これなー、個人的には長年モヤモヤしてた案件だったのです。わたくしTM Networkは5枚目のアルバム『humansystem』迄はガッツリ聴いていて、人生で初めて買ったCDは『Gift for Fanks』な人間なんですよ。東海ラジオの『SF Rock Station』も毎週聴いてたんですよ。小室さんがプロデュース業で大大大ブレイクし、TKと呼ばれ出した辺りから遠ざかってしまいましたが。あ、でもGlobeはデビュー当時観たな…これ教授も出てたし……。

で、リリース当時「Self Control」のギターは窪田さんだとちゃんと名前が出ていたんですね。「贔屓と贔屓が共演!」(当時は推しという言葉などない)とか喜んでた訳です。ところが「Get Wild」はどこを探しても演奏者のクレジットが見つからない。「あの音は絶対窪田さんだろ? 何で名前出さないの? 大人の事情でもあるの!?」とずーーーーーっとモヤモヤしてたんですよね……。そのうち松本孝弘だという噂だけが大きくなり。当時TMに関わっていた主なギタリストといえば松本さんと北島健二で、音からして北島さんではないだろうと。いやいやいや窪田さんでしょ! とずっと根に持っていたのです。我乍ら執念深い。

・小室哲哉「Get Wild」を語る(2017年)┃サンレコ
・アニメ×音楽の常識を変えたTM NETWORKと「シティーハンター」のコラボ<後編>(2019年)┃Cocotame
窪田さんの名前が出だしたのはここ10年てとこでしょうか。

・【実話】「Get Wild」のギタリストがアスファルトタイヤを切りつける音に敏感だった話(2021年)┃ロケットニュース24
おまけ、今回検索していて見つけた。こんな記事あったのか(笑)。

まあ当時は小室さんも忙しかっただろうし、数年後はもっと忙しくなるし、その後色々ありましたし、窪田さんは窪田さんでスタジオミュージシャンとして弾いた楽曲は1000曲はくだらないようなひとなので、お互い細かいところは憶えていないようでした。以下その経緯などをメモ。記憶で書いているのでそのままではありません。話が前後していたところもまとめちゃってます。サエキさんに倣い「Self Control」=「セ」、「Get Wild」=「ゲ」で表記します。

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窪田:(いちばん最初の接点は)おニャン子クラブに小室さんが楽曲提供して、そのギターを僕が弾いたんですよ。業界用語でインペグ屋と呼ばれているスタジオミュージシャンの紹介所から、「このスタジオに○日の○時に来てください」といわれて。
サエキ:とっぱらいでギャラが出るんですよねー。
窪田:「セ」もインペグ屋さんの紹介で。再会して「ああ、あのときはどうもどうも」とかいって。スタジオに入ったときまだ小室さんは来ていなくて、譜面渡されて「適当に好きにやっててくださーい」とか(ディレクターに?)いわれてカチャカチャやってたら……。


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