ID:43818
I'LL BE COMIN' BACK FOR MORE
by kai
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■『ルイス・ウェイン 生涯愛した妻とネコ』
『ルイス・ウェイン 生涯愛した妻とネコ』@シネマート新宿 スクリーン2
『ルイス・ウェイン』観た〜 はみだし者が生きるには辛い時代にルイスがエミリーとネコに会えてよかった。ニック・ケイヴめちゃいい役だった! 最初声だけ(で即わかる)登場してその後ずーっと出てこなくて何…いつ……と思った頃に姿を現わすの。ごん、お前だったのか! 感 pic.twitter.com/v9oEatR6us— kai ☁️ (@flower_lens) January 14, 2023
そもそものきっかけはこれでした。
ユニオンにPostcard Recordsの復刻ねこTシャツあった、かわいい。しかしサイズがXLしかなかった… pic.twitter.com/Ffh7yEDq5V— kai ☁️ (@flower_lens) February 28, 2018
Orange Juiceが最初にシングルをリリースしたレーベル、Postcard Recordsのネコ。かわいい。
The drumming cat of Glasgow's Postcard Records first appeared in a children's book called Comical Doings (Published around 1890-1900). Although the illustration is unsigned, it is by the English artist Louis Wain. pic.twitter.com/sBw5vf1wEC— Graeme McNay (@GraemeRMcNay) September 24, 2022
で、このネコを描いているのが、ルイス・ウェインだったということを今回初めて知ったのです。反転で使われているのも初めて知った。欧米って結構気軽に反転使いするイメージがある。人物写真ですら反転してたりするし。本来の方向で使うことより、レイアウトの都合とか据わりの良さを優先する文化なのかしら。
閑話休題。映画のことを知ったときは「ベネディクト・カンバーバッチとネコかあ、かわいいそう(かわいい+かわいそう)な話っぽいな」くらいの印象だったのですが、ポストカードのネコなんだ! と知ってからは俄然興味が湧きました。確かクロスビートの荒野さんがこのツイートをRTしていたんだったかな、おかげで知ることが出来た。twitterのいいところ。
その後年末進行のバタバタで記憶が飛び(毎年この時期は無になる)、年が明けてようやく落ち着いた頃今度はニック・ケイヴが出演しているということを知る(これもtwitterで知った…ありがてえ……やっぱ役立つ、なくならないで〜イーロン・マスク余計なことしないで〜)。丁度2週間限定でシネマートにかかるというので慌てて観に行きました。
原題は『The Electrical Life of Louis Wain』。彼の人生には常に“電気”があり、彼は“電気”を通して世界を見ていた。そして、見たままを描いた。今だったらメンタルについて適切な診断やケアを受け、もう少しは生きやすい環境が作られたかも知れない様子があちこちに。しかしときは1880〜1930年代。父を早くに亡くした6人兄妹の長男であるルイスは、家長として母と妹5人を養わなければならない。そこへ妹たちの家庭教師としてやってきたエミリーと恋に落ちる。身分と年齢の差を乗り越え(そういう時代なのね)結婚したふたりは一緒に暮らし始めるが、実家への仕送りと、家庭教師と結婚するなんて(そういう以下同文)と憤る家族との諍いはずっと続く。ネコをペット? ねずみとりだけさせときゃいいじゃん、魔女の使いだよ!? みたいな時代にネコのチャームを描き、“ネコ派”の人々から支持を得る。ネコの社会的地位(!?)をあげることに貢献し、作品を量産するが、金に無頓着なため評価は得ても報酬は少ないまま。
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01月14日(土)
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