ID:43818
I'LL BE COMIN' BACK FOR MORE
by kai
[647938hit]

■『あいちトリエンナーレ 2019』
『あいちトリエンナーレ 2019』

あいちトリエンナーレも四回目。2010、2013、2016(名古屋、豊橋)と、第一回目から毎回楽しみに出かけている国際芸術祭です。2016年は維新派の最終公演『アマハラ』とハシゴ。てことは、松本雄吉さんが亡くなって三年経つんだなー、時の流れは早いなあとしみじみしたり。

目当てのパフォーミングアーツの公演期間が限られていたため、今回は初の9月参加。ていうかあの暑さは8月だ、8月。毎回涼しくなった10月に行っていたのでキツかったわー。ただでさえ暑さに弱いもんでフラフラになった。が楽しかった。やっぱりあいちトリエンナーレは楽しい。これからも行くと思う。

公演が終わる前に、と速報的に書いたtwitterもどうぞ。ラグビー(RWC直前)やTOOL(13年振りの新譜が出たばっかり)の話題と混ざってますが、ともにお楽しみください(笑)。

・from:flower_lens since:2019-09-07 until:2019-09-09┃twitter

こちらに未掲載分も含め、撮影した元画像はtumblrに置いています。まとめて大きな画面で見たい方はこちらをどうぞ。補正等しておりません。動画がGIFでしかアップ出来ないのが惜しいな。

・flower-lens #あいちトリエンナーレ┃tumblr

-----

今回は初の試み、金曜日の夜前乗りして土曜日観てまわるというコース(今思えばこの旅程でよかった)。そしてこれも初、岐阜在住の旧友TAさんと現地集合していっしょにまわることに。ひとり旅ではまず入らない、深夜営業の名古屋コーチン料理店で景気付け。おいしかった〜。ホテルから徒歩圏内ということもあり、25時前迄話し込む。

翌朝は恒例、白川公園エリアからスタートです。いちばん乗りで入場。今回出品作の殆どが撮影拡散OKで、ここにも時代の流れを感じました。

■白川公園エリア/名古屋市美術館
碓井ゆい『ガラスの中で』がお出迎え。この日は晴天、天井からの陽光を受けて輝くシャーレの美しいこと。早速撮影してみたのですが、作品の繊細な表現は写せなかった。是非現地で。
順路がうまく出来てる、続いての部屋は暗闇。あっという間に不穏な空気。藤井光『無情』は、「外国人を自国人化」するために日本が行ったことを現代で「再演」する。この気持ち悪さと恐怖を感じなくなったらと、それに恐怖を感じる。そしてこういう作品あってこその国際芸術祭だとも思う。
モニカ・メイヤー『The Clothesline』は展示中止中。作品の名残だけがある。そして、この作品を新しい形で設置した『アート・プレイグラウンド つくる CREATE』の展示に力づけられる。

・名残とステートメント



・新展開



こどもの切実な叫びですよ。丁度前日、あおり運転で話題になったふたりを交通安全ポスターに描いたこどものことを話していた。こどもはおとなのすることをしっかり見てるよねー、なんて話す。
桝本佳子『五重塔/壷 ほか』は一瞬常設作品と見間違え、直後にっこり。骨董品のような壷に、あれあれどうぶつたちが。分福茶釜とか思い出す、こういう作品大好き! 伝統的な技法によるユーモア。人工授精時である自身の出自に向き合った青木美紅『1996』も心に残る作品でした。羊のドリーってグッズがあったのね……。
観た展示のなかではカタリーナ・ズィディエーラーの『Shoum』が好きだったな。覚えがある内容にニッコリする導入から(耳コピしてデタラメ英語で唄った!)母国語がなくなったら? というところへ意識を働かせることになる #あいちトリエンナーレ pic.twitter.com/E4eIAM4ibN― kai (@flower_lens) September 8, 2019
それにしてもDarkmofo2019でのサエボーグでは「Everybody Wants To Rule The World」が使われ、この作品(2009年発表)では「Shout」が。Tears For Fears、愛されてる……私も大好き― kai (@flower_lens) 2019年9月8日


名古屋市美術館に行くときいつも楽しみにしていた、河原温の常設作品が見つけられなかったのが残念。展示替えの時期だったのかな。常設といえばここ、メキシコ近代美術作品がすごい充実しているんです。フリーダ・カーロやディエゴ・リベラの絵が観られるよ。

-----


[5]続きを読む

09月08日(日)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ

[4]エンピツに戻る