ID:43818
I'LL BE COMIN' BACK FOR MORE
by kai
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■『보디가드(THE BODYGUARD)』
『보디가드(THE BODYGUARD)』@LGアートセンター

2017年の観劇始めも韓国ミュージカルです。要領を得ると気軽に行けるようになりますな……昨年末で会社を辞めたこともあって勢いで〜といいつつ、迷ってるときにインターパーク(韓国のチケットぴあみたいなの)を眺めていたら早割のよい席を見つけてしまい、これは! と11月にはチケット確保してたという。あのホイットニー・ヒューストンとケヴィン・コスナーの映画『ボディガード』の舞台版でストーリーは頭に入っていたこと、ミュージカルなので台詞はわからずとも歌を楽しめるだろうというのも大きかった。昨年行った『오케피(オケピ)』と同じ劇場なので、チケットカウンターや物販の様子も覚えてるし。

決め手はボディガードのフランク役を演じるのがパク・ソンウンさんだったことです。『新しき世界』の思春期くんですよ。『無頼漢』の犯人(…)、『華麗なるリベンジ』の憎めない検事さんですよ。本人はコメディをやりたいのに悪役のオファーばっかりくると嘆いているひとです(…)。アクションの心得がありガタイもよいので、今回の役はピッタリじゃーん。悪役じゃないよ!『無頼漢』での穏やかな雰囲気とキメキメの格闘シーンが素晴らしかったのでこれは楽しみではないか。ちなみにミュージカルは初めてとのこと。

歌姫レイチェル役はトリプル、フランク役はダブルキャストで、観劇日のキャストはこちら。



(クリックすると拡大します)

ロビーはこんな。





韓国のひとたちは記念撮影が大好きなようで、こういう撮影ブースが沢山あるんですね。ソンウンさんのパネルに頬を寄せたりチューするポーズで写真撮ってるひと多数。そのポーズがまたみなさん堂に入ってる。わたくしはひとがハケてるときにそっとブースだけを撮りました……。さて予約していたチケットを引き取って開場を待ちますよ。ちなみにロビーのカフェはチケットを提示すると500ウォン値引きしてくれます。カフェシェケラートおいしかった。外は寒いが館内はとてもあったかくボーとしちゃうんで、アイスでキリっと気をひきしめる。



入場してみれば最前列ほぼセンターであった。なんでや、チケットとったときの見取図では三列目だったのに…ジョンミンさんもジョンソクくんもこんな近くで観たことないのに……もう今年の運は使い果たした。ぼんやりしているうちに開幕、いきなりド派手なショウのシーンから。ちょ、火柱! ヒィ、熱い! 間にオーケストラピットの奈落があるとはいえ、その間5メートルくらいではないか。パンフレットによると初演は2012年ロンドン(シアターガイドでも報じられてました)で、アジア初のライセンス契約が今回の韓国公演だそうです。演出やヴィジュアルは初演を踏襲している模様。ちなみに2015年UK版はこんな感じ。この火柱ですわ。ラムシュタインかいな……。

ガッツリ唄うのはレイチェルとレイチェルの姉であるニッキーのみ。それもショウ、レコーディング、レッスンと唄う必然性のあるシーンが殆どなので、台詞で進行する芝居パートとの切り替えに違和感がありません。積極的にミュージカルを観ることがない私のような観客には、台詞が全部歌になっているミュージカルよりムズムズせず楽しめました。グランドミュージカルのファンには物足りないかもしれないですね。あの名曲の数々を堪能する、という趣が強いものでした。その点は大満足! レイチェル役とニッキー役の歌唱力、素晴らしかった!「I Will Always Love You」は勿論、チャカ・カーンのカヴァー「I'm Every Woman」がもうね! うう〜これ大好きなんだ……。ショウのシーンは派手で華やかで、思わず腰が浮きかけましたよね。


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01月14日(土)
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