ID:43818
I'LL BE COMIN' BACK FOR MORE
by kai
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■BO NINGEN "VS" LIVE Vol.3
BO NINGEN "VS" LIVE Vol.3@Shibuya WWW

先日のmouse on the keysとの対バンがVol.1ですね。ちなみにVol.2のは対バンはtricot。日本滞在中にじゃんじゃんライヴやったろうという道場みたいなシリーズでしょか。という訳でフジでは間に合いそうにないので観てきました。今回のお相手D.A.N.もフジに出るんだそうですよ。

先攻D.A.N.は初見、サイケが共通項か。なんだか80'sリバイバル…バックドロップに映し出される映像も80'sを彷彿させる。しかも今回の会場WWWは元シネマライズ、バックドロップがまんまスクリーンな訳で、あのサイズで映像が観られる訳ですよ。だもんだからますます80〜90年代が思い出されてしみじみしてしまった。電子音に重なるスティールパンの生音が心地よい。ここでまたヤン富田とか思い出してしまう……と翌日「スティールパン ヤン富田」でなんとなく検索していたらこんな映像が見つかってわああとなる。

・川勝正幸の葬儀でのヤン富田のスティールパン。


しかしなんでしょ、ファッションもだけど時代がひとまわりいやみまわりくらいか? したってことでしょうかね。勿論まんまではなくて、D.A.N.は低音がゴリゴリでベースラインがはねまくり、音圧も相当あったので今の音になっているなあと思いました。格好よかった。

さて後攻BO NINGEN。「対バンは後攻の方が有利、もっていきやすいと言われるけどそんなの関係ないです、全力でやるだけです!」というごあいさつからスタート。D.A.N.の低音がかなり耳にきた、そしてまた耳栓を忘れてきたんでやばいな〜と思っていたが、音が若干弱めであれっとなる。音響のせいかこっちの耳がダメになったか……しかし帰宅後耳が痛くなることもなく、耳鳴りもなくで結果オーライ。いい塩梅で聴けました。

こんな子たちなのでライヴ中は立ち位置と持ってる楽器で区別をつけてますね…紙にウェイヴがかかっていたりヒゲがあったりする上手側のギターの子とドラムのひとは覚えたんだけど、taigenくんと下手側のギターの子がいまいちよくわからん……特に動きまわってると。この日はギターの子が真っ赤、taigenくんが真っ黒な衣装だったのでわかりやすかったです(笑)。

ラママでは首から見えたくらいだったけど今回は全身見えた。WWW段差大きくて有難い。よく見ればフリルとかついててラインも綺麗な衣装でしたよ。普段着かもしれないが。これもMcQだったりしたのだろうか、ロンドンではどういう扱いなんだろこのひとたち…灰野敬二にマークジェイコブスのモデル依頼がくるようなものだろうか……。欧州のひとたちからすると黒髪ロン毛にはオノヨーコ的なオリエンタリズムを感じるのかな? 灰野さんは白髪ですが。ここはしらがでなくはくはつと読んでほしい。ちなみに歌詞は日本語です。こだわっているようです。それであっちで人気あるならすごいね。演奏すごいものねえ。

そんなこんなである意味とてもファッショナブルなひとたちですが、演奏は熱い。taigenくんのMCも熱い。腰は低く敬語だが、ときどきなんかスイッチが入るようでオラーとなったりするそのギャップがよいですねー。演奏しているときフロアに向かって叫んでるというか吠えることも多いんだけど、マイクオフなうえ爆音演奏なので何言ってるかわかりません。そしてベース弾かないときは腕を振りまわして挙動が不思議です。で、大暴れしましてアンコールでは衣装を脱いでる途中なのか破いたのか半裸の状態で出てきまして、ようやっと上半身脱げたらなんていうんでしょうか、長い髪で胸元がかくれて下はドレスっぽいパンツなもんだからまるで人魚のようでしたね! 素面で言ってます! そのままの姿で物販してました! かわいいね! トートバッグとか、袋から出してお客に見せて丁寧な接客をしておりました、ええ子や……。

終演後ポンチさんが冷静に「(衣装がワンピースじゃなくて)セパレートだったんだ……」と言ったのに大ウケ。風邪ひくから冬は汗を拭いて着替えてから物販に立ちなさいね……とBBAは心配しましたよ。


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07月20日(水)
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