ID:43818
I'LL BE COMIN' BACK FOR MORE
by kai
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■『オトナの銀英伝ナイト Part2〜ヴァーチャル・ヒストリー「銀河英雄伝説」の世界〜ジークフリード・キルヒアイス』
『オトナの銀英伝ナイト Part2〜ヴァーチャル・ヒストリー「銀河英雄伝説」の世界〜ジークフリード・キルヒアイス』@SARAVAH Tokyo
三月に行われた『Part1』から半年ちょっと、第二回にしてキルヒアイスですよ…ぎゃー。早いっちゃ早いが、原作での退場も早いひとだったからさもありなん。会場はスズカツさんのホーム? サラヴァにお引っ越し。
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原作:田中芳樹
脚本・演出:鈴木勝秀
出演:陰山泰、石橋祐
ギター:大嶋吾郎
コーラス:久保田陽子
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トークショー:田中芳樹×鈴木勝秀(MC:安達裕章)
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んふふふ、今回のモチーフとキャストが発表されたとき、個人的にはニギャー! てなったんですよね。石橋さん。『ノーホエア・ウーマン』のときの機転が印象に残っていたのです。そんで『ゼロ・グラビティ』を観たばかりの頃だったので、宇宙に行くとかトラブルに直面したときは石橋さんについて行こうと思った訳です。宇宙行かないし。トラブルに直面したときそこに石橋さんはいないし。判ってる、判ってるわよ…とにかくゼログラのコワルスキーくらいたよりになるわ! と思ったんですよ……そんな彼が出ると言うことは! キルヒアイスでしょう、キルヒアイスは彼でしょう! と訳の判らない期待を胸に出掛けて行ったんですね。あれだけ登場人物が多い作品で読み手はふたりしかいないのだから、どっちがどの役! と期待するのもヘンな話です。
果たしてキルヒアイスの台詞第一声を石橋さんが発したときには心のなかでガッツポースしましたよね……。しかし面白いのは、オーベルシュタインの台詞も石橋さんが担当したことです。ラインハルトの台詞を陰山さんが担当していたので、彼がラインハルトとして話す場合、対話の相手はもうひとりの石橋さんしかいない訳ですが、それにしても。
いやー誰のせいでとかそういうのは言っても仕方がないし要因って沢山あるものだけど、でもさあラインハルトがキルヒアイスを遠ざけたのってオーベルシュタインの進言からだもんねー! と言いたくなるねー! いやオーベルシュタインがいなくても、あの状態が続く訳はないと思っていますけども、納得していますけども。今となってはオーベルシュタインってあのニヒルな感じとかいぬ飼ってるとかのイメージだけが残っていて、こういうひとだってのを忘れかけてた(…)そうだった、おまえはそういうやつだったよ! おまえー! おまえー! まざまざと思い出したわ。つらしま。まあそんなこんなでニヤニヤブルブルし乍ら聴いておりました。特にラインハルトとキルヒアイスのキャッキャウフフのパートはつらかったね! ニヤニヤが抑えきれなくて!
ニヤニヤしつつも真面目な話をちょっとすると(説得力ない)、今回石橋さんのコンディションがちょっと危うかったようで、噛んだり読み間違い、つんのめる箇所が結構ありました。専門用語や外来語等、馴染みの薄い単語が多いもんね。滑り出しはよかったんだけど、途中かなり危なかった。バレーボールみたいなもんで、一度リズムが失われると焦って次々ミスが出る。チームメイトもそれに引っ張られてしまう。ヒヤヒヤする場面が増えて、「が、がんばれ……」と思って観てしまったところもありました。でも終盤は持ち直して、あの声で「宇宙を手にお入れください」て聴けたからいいです! この場面、涙ぐむ方が結構いらっしゃいました。私もかなり危なかった…と言いつつラインハルトが「いやだ」つったところではニヤニヤした……(俗)。
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10月23日(木)
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