ID:43818
I'LL BE COMIN' BACK FOR MORE
by kai
[648532hit]
■『FUJI ROCK FESTIVAL '13』2日目
NINをひきずったまま起床、11時前迄ホテルでBSの『あまちゃん』一週間分を金曜日分迄だらだら観てしまう。あかん、あかんわー。ようやく出発すると、そうだった今日は土曜日だった…前日よりシャトルバスの列もリストバンド交換の列も桁違いに長い。駅から会場迄徒歩含めて計50分くらいのところ、3時間近くかかった。焦った。そして雨が降り出した。
■奥田民生(GREEN STAGE)
「俺にしては珍しいですよ、こんな雨は!」と言う程降りました。新旧織り交ぜハードなセット、「悩んで学んで」では「昔の曲はキーが高いぜ!」「死ぬかと思ったぜ」なんて言っていた。荒天の状況を目にしてか、久々のフジだったからか、結構厳しい表情が見られました。演奏も前述したとおりハードと言う言葉がふさわしい。でもMCはゆるくてそのギャップが民生らしいなあと思ったり。いんや格好よかった。
ベースが小原礼さんだった!久々に聴けて嬉しかったな。
雨が本気降り、これは参った。そういえばおひるごはんもまだだった…カールの前に何か食べとかないとこのあとはきっとありつけない。と言う訳で恒例おにぎりの長い列にとりあえず並ぶ。新メニュー「豚汁雑炊」なるものが出来ている。大雨のなか並んでいる間に考える、一年に一度しか食べられないおにぎりマスターのおにぎり…しかし前日の頁に書いたとおり、雨のなか立ったまま皿を二枚持っての食事は非常に厳しい……結局雑炊にする。要はねこまんま豚汁版で、ねこまんま好きはウハウハです。うまいわあったまるわでよござんした。
ちょっとでも雨を避けようとレッドへ移動すると、椅子がびっしり。ここはスタンディングエリアじゃないんかい。邪魔なんじゃいと進むうち、二列目迄来てしまった。
■DARKSTAR(RED MARQUEE)
一列目がおかーさんとちっちゃい女の子で、母「大丈夫なの?」娘「大丈夫だよう」の会話を何度か聞く。しかし始まると飽きちゃったか眠くなったか、女の子はステージに背を向けてしゃがみこんでしまいました(苦笑)。おかげで視界のよいことよいこと…と言いつつ、こちらはこちらで立ったまま寝た…ごめん!
いやダークなエレクトロで非常に気持ちよいサウンドでですね…お腹も満たされてましたし……ホントすみません。いい曲だったんだよー!
このままではいかんと外に出る。雨は止んでいた。
■KARL HYDE(GREEN STAGE)
バックドロップは本人が描いたのであろう巨大なドローイングが四枚。小柄なカールが中央で、UNDERWORLDのときとは全く違う佇まいで立っている。ソロアルバム『Edgeland』を聴いたときはそのあまり穏やかさに驚き、これはグリーンでのライヴだと苦戦するのではないか…なんて思っていたのでした。いやいやすみません、全然そんなことなかった。雨上がりの曇り空になんとも言えない色彩の夕暮れ、ステージ上空に漂う靄、ひんやりした空気。美しい高地の風景に、しっとりと漂うカールの声。空模様も彼に味方したかのようでした。
スケッチのような短い曲を、微笑を浮かべて唄うカール。本当に素敵な表情をするひとだなあ。そしてギフトな声を持っている。この声をじっくり聴けるソロアルバム、本人も歌とじっくり向き合ってみたかったのかな。
すごくよかったです。歌がすごく伝わるライヴだった。
ふわふわした足取りでレッドへ向かう。久々のHURTS!
■HURTS(RED MARQUEE)
-----
Setlist
01. Exile
02. Miracle
03. Wonderful Life
04. Somebody To Die For
05. Evelyn
06. Sunday
07. Sandman
08. Blind
09. The Road
10. Unspoken
11. Illuminated
12. Better Than Love
13. Stay
-----
2011年1月の単独来日以来。なんか3.11以前のことは皆随分昔のことのように感じる。
と言う訳で二年半振り、今年出た新譜はリリースと同時に聴き込んでおりましたが、彼らの動向とか迄はチェックしておりませんで……こんなに大化けってかスケールデカいバンドになってたとは!
[5]続きを読む
07月27日(土)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ
[4]エンピツに戻る