ID:43818
I'LL BE COMIN' BACK FOR MORE
by kai
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■パール兄弟『お元気ですか?30th…集合は高円寺!』
Show Boat 20th Anniversary パール兄弟『お元気ですか?30th…集合は高円寺!』@Show Boat

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Vo:サエキけんぞう、G:窪田晴男、B:バカボン鈴木、Drs:松永俊弥、Key:矢代恒彦
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ええと、23年振り?このメンツが再び揃うことがあろうとは。長生きするといいことあるぞ。いや〜何から書いていいかわからん。

窪田さんがパール兄弟をやめて(勘当されて)、バカボンもやめて、サエキさんと松永さんと矢代さんでバンドを続けるも活動停止して、窪田さんが戻って再開したとき松永さんと矢代さんはやめていて。松永さんはS-KEN & HOT BOMBOMSもやめてしまっていた。いろいろ邪推もしたりして、もう一緒にやることはないのかなと思ってて……だからすごく嬉しかった。

ひととひととの再会ってとこにもジーンときておりましたが、何よりも感動し震撼したのは、それぞれのフィールドで活躍し続け腕を磨いてきたミュージシャンたちが再び集ったときの演奏の凄まじさでした。もともとばかうまなひとたちだったけど、それを判っていてもうわっとなる変幻自在っぷり。なんだあれ…すごすぎた……。明らかに以前とは違ったんです、どう説明すればいいのか判らないけど。お互いのフレーズのしっぽを捕まえ、新しいグルーヴをみるみる生み出していくその拡がり、その膨らみ。特にまっちゃんがかなり演奏スタイル変わったと思う。16が基調になってて、過去の楽曲のリズムが全く違うものに聴こえた。それに窪田さんやバカボンがジャズ、インプロのアプローチ+ニューウェイヴ魂で乗っかってくるので、楽曲の構成は変えていないのに内容がまるっきり化けていると言う演奏のマジック。それでいてここぞと言うキラーフレーズの瑞々しさと言ったら。これをどう言葉で説明しろと……。

あまりにも演奏が巧いので、アレンジがどんなにややこしくてもポップスとして楽しく聴けてしまうのがこのバンドの恐ろしいところです。こんなのを十代のいちばん吸収率のいい時期に聴いていたのですよ…これで音楽聴きの素地は固まったと言える。恐ろしいやら有難いやら、改めて感謝。そしてその進化形をこの日聴けた。あー長生きするといいことある(再)。また皆楽しそうに演奏するんだ、窪田さんなんて終始ニコニコしてました。窪田さんほんとまるくなったよね…外見も含め……(笑)真剣に唄ってるサエキさんとぱっと目が合ったとき、彼にニコッと笑いかけたその姿にはちょっと萌えた(笑)。

この日のライヴ録音してないのかな、配信でもいいからリリースしてほしいくらいです。

これを機に定期的にライヴをやれたらいいね、「盆暮れのパール」(サエキさんが徳島の大学生だった頃、盆暮れに帰省したときにしかライヴが出来なかったためそう言われていた)復活でさ。次は年末にやれたら…なんて言っていたので期待してる。このメンツでの演奏、また聴きたい!もっと聴きたい!

以下おぼえがき。

・入場時に塩あめが配られる。ナイス配慮
・前三列が椅子席。客層を判っておられる、ナイス以下同
・めちゃ込み。即完にも驚いたけど(当日券もなし)皆どこから聞きつけてきたんだ!SNSってホント便利よね……とこういうときは思う。上手端っこに入り込む。近いがバカボンは殆ど、矢代さんは全く見えなかった
・最後の挨拶でやっと全員見られた。矢代さん見たの23年振りだったんですが、会社の社長さんみたいなロマンスグレーになっておられておおっと思いました。渋い(訂正:2009年にボンボンズで観てた。…けどそっからも随分渋くなられてましたわ…)
・めちゃ暑かった。最初のMCが「パール救援介護センターを設置しておりますので気分の悪くなった方は〜」でしたからね
・窪田さんもことあるごとに「大丈夫?皆水飲んだ方がいいよ?」と言っていた
・しかし本人がいちばんやばそうだった。白シャツが汗でみるみるシースルーに……
・もはや「きゃ、エロい☆」どころじゃなく「だ、大丈夫?ネクタイとっていいよ?水飲んで!」とハラハラした

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07月10日(水)
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