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I'LL BE COMIN' BACK FOR MORE
by kai
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■『LYNX Live Dub』Vol.3『HYMNS』
『LYNX Live Dub』Vol.3『HYMNS』@SARAVAH Tokyo
配役はオガワ(画家)=山岸門人、クロエ(無職)=中村まこと、ナナシ(画商)=ヨシダ朝、ムメイ(友人)=永島克。上演台本はこちらからダウンロード出来ます。
前日に引き続き、シンクロニシティについて考えることになった。それは思い込みであったり、誇大妄想であったりもするが、「偶然って面白いものだなあ」と言うスタンスで、それを積極的に楽しんでみよう。興味のない方は読み飛ばしてくださいねー。具体的な感想は下の方におぼえがきで書いております。
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現地時間では既に0時を過ぎていたので同じ日と言うことになるだろう、NYのMSGで開催されたハリケーン・サンディのチャリティライヴ『12-12-12: A Concert For Sandy Relief』で、ポール・マッカートニーがデイヴ・グロール、クリス・ノヴォゼリックと「Cut Me Some Slack」を演奏した。パット・スメアも参加している。つまり、ニルヴァーナのメンバーとポールが共演したことになる。
Paul McCartney & Nirvana 12.12.12. Sandy Relief Concert HD
左利きの男がセンターで唄う。背後にはデイヴが構え、左右にはクリスとパット。ライヴストリーミングも行われており、web上はNirvana reunion!と大騒ぎになっていた。興奮とは違う、落胆した訳でもない。ただ、生きているとこんなことが起こるのを目撃することが出来るのだなあ、と胸が熱くなる瞬間があった。生きていたら今年45歳のカートは今でも27歳で、目の前のちいさな画面に映っているデイヴやクリスはあれから18年後の姿だ。ジョンが40歳で亡くなってからのポールも、32年後のサー・ポールだ。
その夜、サラヴァではフロアのセンターに左利きの男が座っていた。「三十迄に死んでくれたら」。彼はカートか、それともポールか。
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以下おぼえがき。
・ライヴダブってタイトルがいちばんしっくりきたなー今回。楽しい音響
・スピーカーに対して正面向いてない席の位置だったんで初っ端右耳がガーンと(笑)いやあ、待ってたぜ!話逸れるがやっぱナヴァ郎のギター最高だわ…どんなに失敗作と言われよーが個人的には『One Hot Minute』がRHCPでいちばん好きなアルバムだわよ〜
・ついでにオタク的なことを言うと、オガワとクロエが銃買いに行こう云々のシーンの後にかかる曲はデビシルの「The Boy with the Gun(銃を持った少年)」です。だいすきー、これが入ってるアルバム『Secrets of the Beehive』も大好きー
・とまあこういうこと書き出すときっとすずかつさんはうぜーとかキモいとか思うんだろうからついったーにはもう書かないんだ…もういいんだ……(泣)
・第三舞台のファンのひとたちは知ってる曲を教え合って音源編集したりして、いいな…(隣の芝生)
・シーンの出番を終えた役者陣は、奥にはけたり、あるいは店内に散っていく。ダイアログを終えたまこつさんは、中央のスペースから離れてひっそり店の隅にいる。オガワとナナシの会話が始まる。バーでふたりの話を聴いていたクロエがトラブルを起こす、と言う流れにぴったり
・銃殺される登場人物を、照明をフェードダウンすると言う表現で「消す」演出もすごくよかった!吉田さんが消えるシーン、正面から見える位置だったのです。鳥肌たったよ
・その他「ないものを見せる」→「そこに在ると観客に想像させる」手引きが絶妙でよかったなー。スズカツさんと、彼が組むスタッフ(照明の倉本さんであったり、音響の井上さんであったり)の仕事は心眼が磨かれますね
・銃の引き金をひくシーン、指パッチンでやってたのが格好よかった
・話逸れるがロシアンルーレット。ふふ、ロシア……(現在ロシアかぶれなのでこんなとこに迄ニヤニヤする)
・いんやそれにしてもまこつさんガラわるくて素敵だったわー。ホントに競馬場にいそう(偏見)既に呑んでの本番だったんじゃないか(偏見)
・円形での公演は小松さんが演じたこの役、かなりイメージが変わって面白かった!まこつさんが演じるとこうなるんだー!と言う…ヴィジュアルにしても、声のトーンにしても
・そうそうまず「声が違う!」と思ったんだ。あたりまえのことなのに
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12月13日(木)
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