ID:43818
I'LL BE COMIN' BACK FOR MORE
by kai
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■『ウエアハウス[circle]』初日
演劇集団円『ウエアハウス[circle]』@シアタートラム

円がスズカツさんを迎え、しかも演目は『ウエアハウス』。オールビーの『動物園物語』を下敷きにスズカツさんが構成と実験を重ねZAZOUS THEATERで上演してきた“あの”『ウエアハウス』です。

初日なのでネタバレなるべく回避しつつ、以下おぼえがき。上演時間は1時間40分、休憩なし。パンフレットは8頁のものが配布(ふとっぱらー)、物販はTシャツ。

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・今迄の『ウエアハウス』と何が違うって、音楽が横川理彦さんじゃない!
・でも生演奏はあるよ♪
・“演劇”としての色が濃いーです。って、円と組むならばそりゃそうだ。と言うか、今回円のメンバーがいてこそのものとして成立させているので、そこが全面に出ますよね
・でも、バリバリ『ウエアハウス』です

・今やるからこその要素も巧い具合に。twitterについてのあれこれは、オリベとザイゼン(銀平さん)どちらの意見も頷ける
・と言いつつ、実のところ気持ちはオリベに寄るんだなー
・ますます携帯持たなくていいや病が悪化した(笑・いやこれは作品のせいじゃないです)
・と言うか、使い方によってどっちにもふれるツールだってのはね。それはどんなものでもそうだけど
・でもなー(ここで愚痴)フォローして定形の宣伝文ばっか連続ツイートしてそれに対しての問い合わせは無視で、当日についてのアナウンスは全くせず(こういうときこその機動性を使わんでどうすると言う)そのままフォロー解除って嫌〜な使い方する輩もいる訳でさ…こういうのって扱っている作品や催しそのものを自ら貶めてるような気がしてならないよ…厨房はいい仕事してるのにホールがダメだったときの気持ちを思い出すわー。いろいろ残念……
・とまあtwitterは愉快なことも不愉快なこともありますよねって話でした
・閑話休題。終演後パンフレット開いたら「円もTwitterはじめました」ってチラシが折り込んであるのにちょっとウケた。感想をツイートするとかたっぱしからRTするそうですよ!(微笑)

・あのいぬの声、お、憶えてるー!
・雑踏の音も、記憶に残っている音が端々に
・トラムの音の鳴りって独特なんだよな…席の場所によって返りがかなり違ったりする

・『動物園物語』に照らし合わせれば、オリベ(橋爪さん)がジェリー、エトウ(金田さん)がピーター
・興味深いのは、ふたりの年齢設定が『動物園物語』とは逆転しているところ
・そうなると、オリベ≒ジェリーの“動機”の位置づけがなかなか違うものとして見えてくる
・“普通の”ひとの人生をひととおりやってみたよ、それでこういう行動に出ましたよ、と言う年輪がある
・ディスコミュニケーションの果てと言う見方は変わらないけど、より現在に近い感じはしました
・吉本隆明の話とか思い出した…歳をとったひとの人生の終わらせ方について。決して自殺を推奨している訳ではないけど(ここは強調する)、やり尽くしたと自分で判断したのなら自分で終わらせるのもありではないか、と言う話

・で、ラストシーンを見ると、“circle”の意味合いに思いを巡らせることになります
・「暗唱の会」のサークル、オリベとエトウが巡るサークル
・あ、盆もまわってましたね。この回転音もノイズとして楽しめた
・最後のシーン、実のところエトウの左手の薬指に指輪が残っていたことに正直安堵したんですよね…
・これを安堵と言っていいものか。エトウはオリベに挑発された部分から逸脱しなかったのか、それとも?と言う気持ちもうっすら残る

・橋爪さんのオリベ像には、『レインマン』のレイモンドがうっすら存在しているかのようで、その辺りを観る作業も楽しかったです
・あれ、情報を憶える、と言うより情報を撮影するって感覚に近い
・渡された免許証を目で見て、ガシャッとシャッターを切る。それがそのまま情報として頭に入る
・話逸れるが大竹しのぶさんの台詞の入れ方ってのもこの類なんじゃないかなーと。憶えるってのとはちょっと違う感覚
・そこ以外にもちょこちょこレイモンドの面影を感じたり。あのちょっと予測出来ない動きとかね

・金田さん色気ある役者さんだねー!(今更言うな)

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09月30日(金)
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