ID:43818
I'LL BE COMIN' BACK FOR MORE
by kai
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■『DAVID BYRNE ART EXHIBITION』『ア・ラ・カルト 2』
『DAVID BYRNE ART EXHIBITION』@VACANT
芳名帳のふたり前がおおともっちだった。ニアミス☆ にしても大友さんパワフルですなあ、この日SuperDeluxeでライヴだった筈だけど、リハ前に来たのかな(とか思ってたら突発性難聴(追記:その後「急性低音障害型感音難聴」と判明したそうです)になってしまったそうで、しばらく安静だそうです。おだいじになさってください)。
アーカイヴ作品もよかったですが、新作が断然面白いです。鑑賞時の環境音を自分で作れる!平面作品もすっきりとしたスペースでじっくり観られます。ひとが少ない時間帯に行くのがおすすめ。
1Fがアーカイヴ&ライヴスペース。トーキングヘッズ関連もこちら。『Speaking in Tongues』アナログ盤(ロバート・ラウシェンバーグが手掛けたこれ。CDでも昨年初回生産限定盤で復刻されました)や映画の方の『True Stories』(きゃー)等のアートワーク、関連書籍、映像作品が閲覧出来ます。スクリーン二面にそれぞれ違うものを流しているので、全部観るには結構時間が必要。パスポート制だったしリピートしたいなあ。期間中ライヴやトークショウ等のイヴェントも行われるそうです。
2Fがメイン会場。サウンドインスタレーションと、レンティキュラーズ、写真作品。階段をのぼっていくと、スタッフの方がギターの音を調整し始めました。私が入場した時には他に鑑賞者がいなかったので、リセットしてくれたようです。感謝。これが世界初演の『Guitar Pedal Installation』。これ面白かったー!ご本人が設営にいらしてたそうだけど、これのセッティングをちゃんとやりたかったからなのかも。
1本のギターがいくつくらいかなー…100個以上はあったかな?(追記:96個だそうです)整然と並べられたエフェクターに繋がれています。2つがループ用で、最初に鳴らしたフレーズが延々繰り返されるよう入りっぱなしになっています。エフェクターの前には「WALK ON ME. うえを歩いて。」の文字。踏み放題だー。やっぱりまずはFUZZから踏みますわなあ(笑)。あとはエフェクターの名前を見て適当に(わからん)踏みまくり、だんだん訳の判らん音になる。いやしかしこれラッキーだったわ、ひとが沢山いるとどんどん踏まれて上書きされちゃうもんね。
さて、鑑賞BGMが出来上がりました。結構なノイズになった(笑)。これを聴きつつ平面作品を観るぜー。振り返った位置から時計回りに進みます。
まずは『Blob』シリーズ3点。レンティキュラーズと言うホログラムのような加工が施された写真作品です。1枚に3つのオブジェが収められており、観る角度によって姿を変えるもの。その3つのオブジェってのが、脳とパン、とか、骨とくだもの、みたいな組み合わせなんですね。それが意外にも洗練されたシェイプで、グロテスクさを感じる反面、人間の器官のユニークさにもハッとさせられます。ひとの中身って外科医でもやってない限り見る機会ないものねえ。
『Political Flesh』はオブジェを撮影した写真作品、ブッシュ父子、フセインのビニールマスク。ブッシュにフセインが挟まれた配置になっています。これが3mくらいあるの、デカい。ヤだわー(笑)。フライヤーで紹介されていたゴアのマスクは来てなかったような?
『Corporate Signs』もレンティキュラーズ。いろんな企業(日本の企業もあったよ)の看板文句が、角度を変えれば違う言葉になっています。どれもアイロニカルだなー。でも愛嬌がある。冷笑的な感じではなく、チャームがある。
で、最後に『Bush of Ghosts Reject』シリーズ。『MY LIFE IN THE BUSH OF GHOSTS』アートワークのアウトテイクスをインクジェットプリントしたものです。こちらは一転、ストレートな美しさ。甘いフォーカスの中に濁った影と鮮やかな光、溢れる色。透過光で表示したものを反射光としてプリントしたものなので、モニタを介したかのような画面であり乍ら印刷ならではの風合いが活きている。複製される程に限定感の増す不思議さ。ウォーホール以降の複製芸術のことを考えて、思えばデヴィッド・バーンってまさにそのN.Y.カルチャード真ん中だったわ、と思ったりしました。そういえば1Fには『TVパーティー』のDVDも置かれていた。
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12月15日(水)
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