ID:43818
I'LL BE COMIN' BACK FOR MORE
by kai
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■FOO FIGHTERS ACOUSTIC+小ネタ
FOO FIGHTERS ACOUSTIC@東京厚生年金会館 大ホール

東京での単独公演は8年振り。ちなみにその時のツアーではスタート30分でデイヴがダウン、そのまま中止になって半額払い戻し組でした…今はもうない赤坂ブリッツでのことでした。フェスやショウケースはあったけど、単独公演は本当に久し振りです。

ひとりで出て来たデイヴ、「8年振りなんだよ、本当に久し振りだね〜」とまず挨拶。リラックスした雰囲気、でも緊張感のあるライヴでした。とてもとてもいいライヴ。本当によかった。思い入れもいろいろある上に、いい歌、いい演奏、心に残るMC(殆ど聞き取れてなかったと思うけど)。何だか胸がいっぱいになりましたよ…。

編成はフーファイの4人+ペトラ・ヘイデン(vl、mandolin、vo)+ドリュー・ヘスター(perc)+ラミ・ジャフェ(key、accordion)+パット・スメア(g)。皆さんアコセットだからか自分なりのフォーマルな格好でした。デイヴのジャケットは「背広?」てなもんです。で、背広なのにジーンズの膝にバックリ穴が空いていた(笑)ペトラのドレスかわいかったな。パンツ見えそうでドキドキしました(笑)和気藹々なステージ上、君ら吉本かと思うほどボケツッコミも絶妙、効果音も自前で出します。ドリフでもあるか?

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セットリスト
01. Razor
02. Over And Out
03. On The Mend
04. Walking After You
05. Marigold
06. My Hero
07. Next Year
08. Another Round
09. See You
10. Cold Day In The Sun
11. Floaty
12. Big Me
13. Skin And Bones
14. Times Like These
Encore
15. Friend Of A Friend
16. Best Of You
17. Everlong
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フーファイターズを初めて聴いた時、何にいちばん驚いたかと言うと、ニルヴァーナではドラマーだったデイヴが全てのソングライティングを手掛けていたことでも、全ての楽器を演奏していたことでもなく、「唄えている」ことだった。技巧派ではない。喉に負担のかかる唄い方だと思う。実際コンディションを崩し、声が出ていないライヴも何度か観ている。しかし歌がまっすぐ伝わる。歌にのせた思いを躊躇なくまっすぐに伝えられる声を出すひとなんだと思う。

「Best Of You」で、まさにその歌が聴けた。リリースされたばかりのライヴ盤『SKIN AND BONES』(素晴らしい!)で既に聴いていたこの弾き語り、どういう風に曲を始めるか、どんなふうに唄うのかを事前に聴いて知っていて、心の準備をしていたのに、涙がどっと出ました。唄い出した瞬間空気がビリッと震えて、デイヴの声がそのまま頬に当たったような気すらした。

スタートした経緯が複雑だったので、良くも悪くもこのバンドには謙虚さを感じていた。デイヴの人柄もあるんだろう。インタヴューで「中くらいの会場で、中くらいの観客に愛されながら続けていけるのがいいな」と言っていたことも憶えている。

しかしここ迄来た。バンド誕生の背景がどうとかはもう関係がないような気がする。いい曲をいい演奏で、まっすぐに伝える力を持ったバンドだからここ迄来れたんだ。「Marigold」がセットリストにあることも、デイヴが初めてクリスとカートに会った時のことをゆっくり話して聞かせてくれたことも、ああ、もうこのバンドがデビューして11年も経ったんだ、と感慨深いものがありました。ステージ上にパットがいることも。また一緒に演奏している姿を観ることが出来るなんて思ってもいなかった。

てか、パットよく来たよね…飛行機嫌いじゃなかったっけ…(笑)本国での編成と同じメンツで来てくれて有難う!

通常のロックな4ピースではない楽器編成と、それに対応したアレンジで、曲そのもののメロディや構成の魅力を再確認出来ました。物凄くバランスのとれた曲ばかりだな…。ペトラがヴォーカルをとった「Floaty」、すごくよかった。初来日の時、これデイヴが裏声で唄ったんだよね(ハッキリ憶えてるよ!)。その時女声でも合いそうな曲だなあと思ったので、実際に聴くことが出来て嬉しかったです。ペトラ、「Marigold」のヴァイオリンソロも格好よかった。


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12月01日(金)
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