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I'LL BE COMIN' BACK FOR MORE
by kai
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■早稲田演劇博物館に行ってきました その2
つづき。これがいちばんインパクトあった!

■市川團十郎家代々

十一代目市川海老蔵襲名を記念しての企画展、歴代の團十郎が勢揃い。やまこさんが言うには、團十郎は代々不可解な死を遂げるひとが多いそうで、成程確かに夭折したひとも多いし、初代なんて上演中、舞台上で共演者に刺殺されてます。ヒー!波乱万丈もいいとこです。

なかでも気になったのが八代目。絶世の美男、父親(七代目)の若過ぎる死による苦難の芸道、舞台の初日に自殺と、とにかく謎めいたひとだったようです。当時の人気は凄まじかったらしく、こんな死絵も描かれちゃうくらい。死絵(しにえ)ってのは今で言う追悼本みたいなものだそうです。これ画面が切れちゃってるんだけど、左端にはいぬやねこ迄もが「つれてっちゃいやあああ」ってわたわたしてるんですよ!(大笑)幽霊迄もが「まだこっちに連れてこないでえええ」ってな感じで鬼にすがってるし、すーごーいー。当人は「え?俺死んじゃったの?」ってな顔してるし面白過ぎる…。

そしてそして何よりインパクト大だったのは團十郎ばばあ。八代目の熱狂的なファンだった実在する人物だそうで、八代目の錦絵では、客席にそのばばあがいるさまが描かれていることも多いとか。上の死絵で鬼の右腕を掴んでるのがそうじゃないかな…素晴らしい。ばばあって呼ばれてるのもすごいが、その名称のままで博物館にコーナーがあるってのもすごい。ファンとはこうあるべきなのか?私もスズカツばばあとか呼ばれるように精進せねばならないか?……そ、それはちょっと………

他にも格好いい海老蔵コーナーとか、襲名の時に配られるおみやげとか(これがまたいいんだ!海老柄の扇子が品良くてステキ!)の展示もあって面白かったのですが、あまりにばばあに衝撃を受けたので記憶が薄れてしまいました(笑)また観に行きたいよー。

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■民俗芸能
常設。全国のお祭り、伝統芸能を紹介。お祭り写真家の方が撮り集めた、いろんなお祭りの模様が展示されていました

■日本の演劇
常設。古代、中世、近世、近代、現代に分けて、演劇の歴史を展示。能楽堂の模型もあった。時代が変わるにつれ改良が施されていく流れが興味深かった。昔は照明なんてないから、どうやって太陽光を劇場内に入れるかとか。シェイクスピアコーナーにあったグローブ座もそこらへんの工夫があって面白かったです。
能面を実際につけて遊んでみようってコーナーもありました。視界がすごく狭い!これで舞台上を動き回るのは大変だ〜。そのため舞台の床は、足の感触で方向が判るように、ある規則に従って張られているそうです。見た目も美しいけど、機能美としても面白いなあと思った

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そして今回博物館に行ったら…と楽しみにしていたのがこれ、

■閲覧室

蔵書が物凄く豊富なので、行く前に見たいものを絞っておこうと検索してたんですね。丁度『ダム・ウェイター』の原書を取り寄せたところだったので、和書(絶版)と読み比べてみたいからそれも〜とか、いろいろ。

で、なんとなく、なんとな〜く「早稲田だし…出身大学だし…」と“鈴木勝秀”で検索してみたんですよ。そっしったっらっ!『SWEET HOME』の上演台本が………ギャーッ!!!予想外のものが出て来たのでも〜トリハダが!あれですよ、カーブかシュートかシンカーか、ってミットを構えていたらバスケットボールが飛んできた((C)原田宗典。これことあるごとに使ってしまう…名文ですよ)気分ですよ!いや、過去戯曲が掲載されたレスペックのバックナンバーとかがあるかな〜って軽い気持ちだったんだよ…まさか出版されていないものが見付かるとは。全頁コピーさせて頂きました。ああ有難う有難う!


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06月01日(火)
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