ID:43818
I'LL BE COMIN' BACK FOR MORE
by kai
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■『CASSHERN』『ロスト★マイウェイ』+α
真逆のようで根底は似通っているような2本をハシゴ。振り幅大きいような一周して帰ってきたような。

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『CASSHERN』@渋谷シネパレス1

序盤は画ヅラのすごさに圧倒されて、それがちょっと裏目に出て「…よく描いたなあ」と感心することしきり、話を追うのが留守になる。それでも展開に付いて行けたので、冗長になってるとこがあったってことだな…でもこれだけのもん撮ったら親心みたいなもんがついて、カット出来なかったのかなとも思った。とにかく画はすごい、デカいスクリーンで観て良かった!

とは言えカット数があまりにも多いのでアクションの流れが分断されてしまい、迫力に欠ける部分があったり(キャシャーンとサグレーのファイトシーンとか)するのは気になったなあ。あと伊勢谷くんは、台詞がないシーンではすごく雰囲気があるのに、喋ると一気に芝居が失速する(…)ような〜うーんうーん。

でもねえ、そういうつっこみどころを探したらいくらでも見付かるんだけど、この作品の熱みたいなものが切実なんで、まあいいかと思えちゃいました。「言いたいこと」「聞いてほしいこと」がすごくクリアだし。元のアニメにあった(ええ観てた世代ですよ!)「どっちにも都合があんのよ」「でも戦争って不毛なもんなのよ」ってテーマがしっかり受け継がれていたし、それを今公開してるってのも意義のあることじゃないかと思った。ここらへんは紀里谷監督のアツさが効果的だったんじゃないでしょうか。

と言うわけで、結構好きな作品です。実はすげー泣いた。特にアクボーンが死ぬシーンではも〜…アクボーンおかしかったのに…最初は宮迫さん目ぇむき過ぎ!とか笑ってたのに(笑)いいコだったなあ〜身体の弱いコで大変だったよねえ…このコが時折見る夢(記憶ですな)のアニメーションがかわいかったです。あと要潤くんのスタイルの良さが素晴らしかった〜ほんと見栄えする。『動物のお医者さん』と言いこのひとはマンガのキャラクターをまんまやれてしまうとこが凄いです。劇画顔。この前の『エースをねらえ!』ドラマ化、このひとに宗方コーチをやってもらいたかった(笑)

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ワラ(^O^)番長『ロスト★マイウェイ』@ユーロスペース2

ユーロスペースが手掛ける『映画番長』シリーズの第一弾、『ワラ(^O^)番長』中の1本。この日は主演の松重豊さん、古澤健監督、古澤監督の恩師でもある黒沢清監督のトークショウ付、ラッキー。

古澤監督は、黒沢監督が教鞭をとる映画美学校の第一期生だそうで、同期にはあの『呪怨』の清水崇監督も。当然その話題になり、「古澤悔しい?やっぱ(笑)」「意識はしますよねえ」。ここらへんから黒沢監督の毒モードが入りだし「教え子とか助監やってたヤツらがどんどん抜いてってさあ、青山真治とか…清水なんてハリウッドデビューだし」「芥川龍之介の『蜘蛛の糸』みたい。俺の糸だからついてくんな!と思うんだけど、それ言ったら糸が切れちゃいそうで」「(古澤監督とは)長編デビューしたからもうライバルですよ。今後一緒に仕事をすることはないです、どうやって潰そうかなと思ってる(笑)」とか言って大ウケ。

松重さんはどちらの作品にも出演しているので、間に入って困り顔、みたいでおかしかったです。映画デビューが黒沢監督の『地獄の警備員』なので、そこらへんの思い出話も出て面白かった。しっかしほんっと痩せたよねえ…脚とか、ほっそー!身体うっすー!痩せ始めた時は病気かと思ってハラハラしてましたが。現在『血と骨』の撮影に入っているそうで、坊主になっていました。格好よかったです。ゴツいブーツ履いてて似合ってたー。

さて本編ですが、もうアホ映画です!出てくるひともダメダメです。目から破壊ビームが出るようになった人物を巡ってゆる〜い陰謀やゆる〜いバイオレンスが展開…なんかストーリーを説明するのもアホらしい。そのアホさがよくてねえ。空を見上げてたら飛行機を消滅させちゃったりさ(笑)そういうゆる〜いのが。で、そういうゆる〜いのにアレックス・コックスが特別出演してるアホさもまたいい!


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05月08日(土)
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