ID:43818
I'LL BE COMIN' BACK FOR MORE
by kai
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■『SUMMER SONIC 2002』その2
■GUNS N' ROSES(OUTDOOR STAGE)
自分で持っているガンズのCDは、『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』のエンディングで使われた「Sympathy For The Devil(悪魔を憐れむ歌)」のシングルのみ(これもストーンズのカヴァーだし)。TATiさんがメチャメチャガンズのファンで、彼女から聞いた知識&借りたCDとビデオの情報しか持っていなかったのでした。あとギターのロビン・フィンクがガンズとNINE INCH NAILSを行ったり来たりしてるって言う話か(笑)。どっちのバンドも、新譜が出る迄のスパンが長いからね…。またNINに戻るって話はホントなんだろうか。
それにしてもマジ凄かったっす。観てよかった。あと予習しといてよかった。10年振りの来日公演だそうで、思い入れのあるファンの盛り上がりも凄かったし、あの場にいられたのはかなり貴重な体験だったな。鳥肌モンでした。
前アクトのWEEZERが終わると、どっと前ブロックにひとがなだれこんできて早くも異様な雰囲気に。MCが出て来て「次はいよいよGUNS N' ROSES!実は今のWEEZER、舞台袖でアクセルが観てました!」。途端に大歓声と言うか悲鳴があがってました。はやくも「GUNS N' ROSES!GUNS N' ROSES!」コールが始まる。す、すげー。しかしここからが長かった、45分開演が遅れる。実際には機材トラブルがあったからだそうなんだけど、周りのひとは皆「アクセルがゴネてるのかな」「帰ってたりして…(泣)」なんて言ってる。そういえば朝会場に着いてからも、「ホントにアクセル来てるのかな」「本人じゃなかったりして」「スクリーンに映像だけだったりして」なんて声をいたるところで聞いたなあ(苦笑)皆心配だったんだね!
そんなこんなで客電が消えたらもう阿鼻叫喚。あ、ロビンだ!バケットヘッドも出てきたよ!つうか、ふたりともデカいな。どっちも190cm↑あるんじゃないか…。めちゃめちゃステージ映えしてます。そして、アクセル・ローズが…出てきた!うわ、ホンモノだ!昨年の、リオでのショウ(ブートで観た)の時とはうってかわって痩せたなあと言うのが第一印象。TATiさんがことあるごとに「リオの映像はショックだったわよ、あんなになっちゃって!痩せてよ!(泣)」なんて言ってたので(笑)これは本気で活動再開へのシェイプアップかな。ブロンドのドレッドをバンダナでまとめ、随分すっきりしている。
オープニングは定番の「Welcome To The Jungle」。ぎゃー潰されるーと言いつつせっかくなので前に行ってみる(笑)皆すんごい笑顔で大合唱!よかったね!よかったね!とにかく別格の扱いで、特効とか照明とかすっごかった。銀煙弾が!紙吹雪が!花火が!火柱が!いやマジでマジで火柱がボンボン立つんですよ。上を鳥が飛んでいたら焼けちゃうね!他のバンドと金のかけかた全然違うやん!ベスト選曲のフルセット、アンコールの「Paradise City」迄2時間弱のバッキバキのショウでした。魅せたるでえと言う気概が強力で、徐々に体力の尽きたひとが後ろに下がってくる。オーケストレーションもきちんと出来そうな楽曲の壮大さも含め、もう濃いー濃いー。様子見で来てたひとは度胆を抜かれたんじゃないでしょうか(それ自分)。
そんな中盤に演奏されたボブ・ディランのカヴァー「Knockin' On Heavens Door」。やたら後ろを振り向くひとがいるのでなんで?と振り返ってみると…おお!スタンド席がライターの灯に満ちている!野外ならでは!美しかった!これは泣いた!
あとやっぱり、好き嫌いは別として、アクセル・ローズの声と“華”は凄いと思った。「問題児」「作為的」の言葉がとかくついてまわるひとだが、この日観た彼はとても楽しそうだったし、ファンを気遣う様子も見せて好印象しか持たなかったなあ。何年活動休止しててもずっと待ってるファンが多いわけだ。
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08月18日(日)
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