ID:43818
I'LL BE COMIN' BACK FOR MORE
by kai
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■『ぼくらはここにいる パール兄弟2025』
共演曲は「セ」と「ゲ」、それだけかと思っていたら、レコーディングにも参加した『ぼくらはここにいる』から「RUN-NEW バックステージ」、そして「快楽の季節」にも参加してくれた。演奏に夢中なシンセ小僧(少年といいなさいよ)っぷり、プログレ大好きなのが伝わる。いいもの観た……。そうそう、サエキさんの声がところどころ宇都宮さんに似ててビックリした。「アスファルト〜」のタンギングとかそっくり! 寄せて唄ってたのかも知れないけど新しい発見。

衣装も合わせてくれて有難い話です。ひとりだけリボンタイしてたところがアクセントでしたね、似合ってた。これに懲りずにまた機会がありましたら宜しくお願いします……。

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ゲストがゲストなのでその話に終始しそうになるが、パール本体の話もちゃんと書き残しておきたい。バンドにとって結構重要なライヴだった。以下おぼえがき。

・アレンジ変更に伴い骨太な演奏が増えた。「TRON岬」前にバカボン、「ZOO・ZOO・ZOO」前に松永さんの長尺なソロ。ツェッペリンやクリムゾンを彷彿する! おお〜ロックバンドだ

・矢代さんが亡くなったことで方向転換を余儀なくされたという面もあるかも知れないが、勿論それだけでは済まさない。ライヴでの音作りに困り果ててた窪田さんが、昨年ゲストで来てくれたイマサと演奏して「ギター2本でやるのもありか」と気付かされ、今回サポートに米内山尚人さんを迎えたとのこと

・矢代さんが亡くなったのは2022年9月。翌年追悼ライヴを行い、イマサがゲストに来たのはその一年後。ここに辿り着く迄まるまる2年。そこから一年かけて今のサウンドになったということか

窪田:80年代に出した楽曲を今のバンド編成で、今の音響にするのがたいへん。これはウチに限らず当時の音づくりがそうだったんだと思う。CD持ってたら聴き比べてみて。全然違うから!
サエキ:ずーっとやってましたもんね、あーでもないこーでもないって
窪田:竿(ギターやベースといった「竿物」のこと)だけでやれるのかって……
サエキ:竿! まあ男の人は皆1本は持ってますけどね(ここでこういうネタをかましてくるサエキさんウザい・笑)
窪田:まあひとりで夜中にカチャカチャやってるだけだけどね……
松永:(窪田さんが)自由に泳がせてくれるから僕はそんなにたいへんではなかったです

・で、新譜のレコーディングにもそれは活かされたと

・ライヴでギターが2本あると窪田さんの負担も多少は軽減。とはいうものの曲毎のセッティングがたいへんで間が空く。足元見えなかったけどエフェクターもかなりあったのでは

・米内山さんがソロを弾く場面も結構あり、カッティングに専念する窪田さんを堪能出来た。いやーホント最高よね、このひとのカッティング……米内山さんはギターの他にもPCやシンセを担当し、貢献度高かったです

・メインギターはYAMAHAのPACIFICA。そうそう、1曲だけ(だったかな)テレキャスだったけどそれでカッティングはしないところが興味深いというか、窪田さんのカッティングってやっぱ独特よなあ。大好き♡

・リズム隊はのびのび、バンマスたいへん。特にバカボンは傍若無人。今回バカボンはスティックなしで、ベースはプレシジョン一本。これがえれえ迫力で。ディストーションのかかりっぷりがすごい。好きにやってましたね

・とはいうものの、リリパにつきライヴ初お披露目の曲も多く、既存の曲もアレンジが変わっているので緊張感があった。松永さんが「足攣ったんで薬服んでもいいですか」って。サエキ「漢方ですか、お水ありますか?(テキパキ)」

・あっ、それはツムラの68番だろう!(わかる)

・松永さんは指も切っちゃったみたいで、サエキ「絆創膏ありますか、液体絆創膏(品名いったけど忘れた)ありますよ(テキパキ)」松永「それしみるからやだ」サエキ「しみるから治るのが早いんですよ!(テキパキ)」松永「そうなの?」サエキ「あっ、絆創膏来たみたいですよ!(テキパキ)」。松永さんはいつでもいつもの松永さんだね……(にっこり)


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11月12日(水)
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