ID:43818
I'LL BE COMIN' BACK FOR MORE
by kai
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■pafe.GWC 2014『歌舞伎ラボ 実験上演』
浄瑠璃(録音)が流れ、歌詞の内容をプロジェクターで映写。木之下「全身で表現するんですね。オペラのアリアみたい」。

5. お里の「くどき」を武谷さんが実演(現代劇調)
劇伴は同じ浄瑠璃。木之下「ジェスチャーになるなー、心情表現になっていかない」。

6. お里の「くどき」を新悟くんが実演(歌舞伎調)
劇伴を中村美津子「壷坂情話」で。木之下「タイトルから判るように、このお話からインスパイアされた歌なんですよね」。前奏が長く曲調も明るい。いまいち。

7. お里=新悟=歌舞伎調、沢市=武谷=現代劇調と歌舞伎調のミックス。「くどき」場面から最後迄通す
劇伴をJ-POP。木之下「なんだっけ、あのー女の子のヴォーカルのグループの、ELT?(ここに辿り着く迄にいろんな間違った名前が出た(笑)。木之下さんJ-POPには弱い様子)の歌の歌詞をくどきの替え歌にして、歌の上手な学生さんにカラオケで唄ってもらいました。上手でね〜、準備いいでしょ」。この歌詞ってのが突然の疱瘡でつらい暮らしを強いられたよね〜♪とか、それでもその目に光は差さない♪とか、もう、見事で(笑)。終盤には忌野清志郎「JUMP」もかかりました。ここらへん即興で対応したようです。こ〜れ〜が〜合ってた!
ここらへん、木之下さんが『東海道四谷怪談』上演の際指摘していた「その時代における流行歌」と言うことですよね。当時の歌舞伎の舞台には、そのときの「ポップス」が流れていたのだから、それを現代劇に翻訳するなら音楽も今のポップスで成立するのではないか、と言う試み。

最後に、実演してみた感想を。

武谷「面白かったです。歌舞伎の身体は型を体感して理解している、だから柔軟に動ける。近代の劇は型がないので悲しい」。
新悟「型がないところから作っていく現代劇は模写等を駆使出来る。歌舞伎は鷺は出来ても、そこから孔雀をやることは出来ない」。

い〜や〜むたむた面白かった…木ノ下さんの探究心と発想力はすごいなあ。実験と言いつつちゃんと“見せる”ものになっている構成も見事。武谷さんの観察眼と、それを即身体に落とし込む技量にも脱帽したし、新悟くんが演じる現代劇が観られたのも貴重でした。ホントにチェルフィッチュから出演依頼が来たらいい!

口々に「面白かったわねえ」と言いつつ帰っていく方多数。次回があったらまた行きたい!

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メモ。

・歌舞伎ラボ公式サイト

・歌舞伎ラボ(pafe.GWC2014)(@kabuki_labo)
twitterアカウント。稽古の様子などが見られます。期間限定で新悟くんもツイートしてたよー

・歌舞伎ラボ - Togetterまとめ

11月27日(木)
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