ID:43818
I'LL BE COMIN' BACK FOR MORE
by kai
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■ミヅマ三人衆、うさ公、御名残四月大歌舞伎千秋楽
で、助六です。ああ助六です助六です。結構じらすんだよねー。しかし彼が出て来る迄もド華やか、まずは並び傾城でドーン!続いて揚巻の道中でドーン!白玉出てきてドーン!たすけてー!並び傾城の時点でもう豪華絢爛と言っていい程なのに、40kg超と言われる衣裳(タさんに教えて頂いた参考:今回白玉を演じた福助さんが揚巻を演じた時の話)を身に着けた揚巻が花道に現れた瞬間と言ったら。もう場内に突風が吹いたかのように空気が動いた感じがしました。なんだろう、あの場にいたひと全員が揚巻を見つめるために首や目線を動かした、それが風になったかのようだった!ホントに!いんやもう豪奢過ぎてこっちの感覚もおかしくなってきて、数多に挿された簪を見ているうちに、「あれ?ガンダム?」みたいな……。もうさ、衣裳とかそういう次元じゃない!でも装置ってのも違うぜ!着ている人物含めて芸術品です。あんなん着て優雅な身のこなしが出来ること自体信じられん…動けるだけでもすごいのに。玉三郎さんすごすぎる……!そして福助さんの白玉!ふたりが背中をそらして決める場面はため息とどよめき!だってこれ、相当踏ん張らないとひっくり返っちゃうって。足だけでなくて、肩も首も腕も胸も腰も。女形の(筋)力を思い知りましたよ……。
ちなみに並び傾城の五人の中に新悟くんもいるのです、うふふ。この中から未来の揚巻や白玉が…と考えるとまたしみじみ。
で、意休も出てきていよいよ助六の出。花道入口の幕がシャッと開く音とともに大喝采!花道で出端、團十郎さん格好いい!いやーもうどうしようってなもので。語り、踊り、一挙手一投足がキマるキマる。拍子木もバシバシ入る、これが長い!のに緊張感が切れない!いや〜長かったな、wiki見たら20分くらいやるもんらしい。ようやく本舞台に入ってきた助六さんはモテモテですよ。いや〜モテるねえ、モテの権化ですねえ。客席もやんややんやで、見栄が決まると屋号飛びまくり、助六と言えばの言い立ての前には「待ってました!」そして始まる長台詞「いかさまなぁ、〜」!拍手、拍手、拍手!
で、なんやかんやあって股くぐりです。出てきた通人里暁の勘三郎さん、やってくれました。もともとこの場面の里暁は即興上等なので皆待っていた感じ。出てきた途端にわあっとどよめき、客席も「来たよ!」「やってくれよ!」と言う雰囲気。「股をくぐれ」と言う團十郎さんに「あなたをどっかで見たことがある…夏雄さん(團十郎さんの本名)と言うひとに、似ているなあ」。もう大ウケです。続けて「孝俊(海老蔵)くんが落ち着いてよかったですね」「このひとニューヨークで換金する時『せんだらーず』って言ったんですよ、千は日本語だよ!」やらなんやらつつきまくり、「大病を克服して本当によかった」と言ったところで大拍手。しかしその後「治療で血液型が変わってあたしと同じになったんですよ」でドッとわく。團十郎さんちょっとブルブルしていたような気がするけどなんとか耐えました。続いてのターゲットは助六の兄さん(曽我十郎)の菊五郎さん。「今日いらしてますね!」と寺島しのぶさんに目をやって(見えてるんですねー)、「世界に羽ばたくしのぶ!」と話を振ります。この時点で菊五郎さんかなり危なかったんだけど、「昨日食事奢ってもらったんですよね」との言葉に遂に陥落。おかし過ぎる!なんかもうここらへん、ふくろうをからかうりすのナトキン(@ピーターラビット)に見えたよ…しっぽ喰いちぎられちゃうよ……。
あ、今思い出した。股くぐる時に里暁が手ぬぐい(ハンカチ?正方形だった)を被るんだけど、リバーシブルで三升と重ね扇に抱き柏柄だった。仕込みも完璧です(笑)。
やっとふたりの股をくぐった勘三郎さん、花道でもいろいろ語ります。「皆さんよく券(チケットって言わないところがいい)とれたね」「徹夜でとったひともいたんだよね(後日聞きましたが、勘三郎さんと仁左衛門さんは夜中徹夜組に声をかけに行かれたそうです)」「お別れですね」「沢山使って頂いて有難うございます」。そして「新しい劇場で、また沢山夢を見させてもらいましょうよ」。拍手と歓声、ジーン。
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04月28日(水)
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