ID:43818
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by kai
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■『しあわせな選択』
イ・ビョンホンとソン・イェジン、イ・ソンミンとヨム・ヘランが演じた二組の夫婦。前者は表情で、後者は台詞のやりとりで関係性を見事に表現していた。てかビョンホンさんは表情が読めない表情するのほんと巧いな……。イェジンさんも「裕福で堅実な男性と再婚したシングルマザー」といったステレオタイプに収まらない複雑な人物造形が素晴らしかった。打算が見えない、愛溢れる妻だった。だからこそ事態はややこしくなり、物語に余韻が残るのだった。

それにしても。チャ・スンウォンは殺さなくてもよかったのではなんて思った…再就職してたしいいやつだったじゃん……。あ、でもやっぱり紙業界に戻りたくて応募してたのか。あの靴屋のシーン、短いけどすんばらしかった! 紙への愛が溢れたふたりのやりとり。やがて失われてしまうであろう職業への未練と執着。せつない。

原作はドナルド・E・ウェストレイクの『斧(THE AX)』。『お嬢さん』がああだったし、今回もかなりアレンジしたんだろうな……こうなるともうチャヌクには絶対『虐殺器官』の映画化実現してほしい。ずっと待ってますよ。

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・輝国山人の韓国映画 しあわせな選択
詳細クレジット、いつもお世話になっております!

・伊藤計劃「虐殺器官」実写映画化、今も企画中 パク・チャヌク監督認める「概要は執筆済み」┃シネマトゥデイ

・パク・チャヌク「しあわせな選択」と映画の未来語る「絶対にAIは俳優に勝てない」┃映画ナタリー
マンスは道徳性が堕落してしまっていて、父親から息子にそれが受け継がれてしまう。(中略)結果的に彼の行動によって家族が変わっていくのです

・イ・ビョンホン「あまりにも自分のアイデアが採用されて怖くなりました」。パク・チャヌク監督新作の現場を振り返る┃ananweb
あのシーンでは転ぶことに現実味があるかなと思って転んだんですけど、実際に、あの現場でそうやって転んだ人がいたんだということを後で聞きまして
今作で滑ったシーンはト書き、『KCIA 南山の部長たち』で滑ったのは現場でのアイディアだったとのこと。どちらも演技だった訳ですが、それはそれでビックリする。滑り方巧すぎる(笑)

03月11日(水)
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