ID:43818
I'LL BE COMIN' BACK FOR MORE
by kai
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■『ベテラン 凶悪犯罪捜査班』
悪をやっつけて喝采、とはならない。だから本国では前作より動員がふるわなかったのだろう(とはいえ大ヒットの域に入るのだが)。それでも、この映画には良心を感じた。このチームは信用出来るのだ。正直にいうと、だからこそオ・ダルスの続投は残念だった。やはり巧い役者だ。劇場映画にはゾーニングがある。メインキャストにも関わらず広告に顔を出していない。本国での舞台挨拶は全て欠席していた。日本のパンフレットの紹介欄も最低限のものだった。だが、しかし。登場人物と同じように観客も迷い続ける。
疲れきったドチョルが帰宅し深夜の食卓で家族とラーメンを分け合うシーン、そのとき語られる言葉。「間違っていた」自分を認め、それをはぐらかさずに伝える。さりげなく語られる、しかし勇気のいる言葉だ。苦い余韻とともに、ささやかな安らぎが残る。
傷だらけのベテラン。監督は、この役はジョンミンさんの実像にいちばん近いという。迷うとき、決断するとき。ジョンミンさんの瞳はその美しい虹彩に、困難な世界を映し出す。
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ええ〜これは早く3を撮らないといけないじゃない…客電ついたあとのザワザワっぷりよ…… そしてそっけないロビーとかいってすまんかった、新ピカのロビーにはサイン入りポスターがあった
[image or embed]— kai (@flower-lens.bsky.social) Apr 12, 2025 at 14:42
ネタバレするとヘチが脱走します(笑)。これは随分な風呂敷広げたな、こんなん仕込んだら一刻も早く続編作らないといけないじゃん。出来るのか? 待ってますよ〜
・ベテラン 凶悪犯罪捜査班┃輝国山人の韓国映画
いつもお世話になっております。こちらのキャスト表ホント助かる……。
事前にあまり情報入れないようにしていたので、バラエティに富んだゲスト陣が出てくる度に笑ってしまった。そしてワタシは健康なチョン・マンシクを観たことないかもしれない。怪我してなくても病気だったりして、大概すごい死に方をする。死ななかったのって『モガディシュ』くらいしか記憶にない。監督の嗜虐性を刺激する何かを持っているのだろうか……と『ソウルの春』のときにも書いたわね。てかヘインさんとマンシクさん、『ソウルの春』では一蓮托生の仲だったのにねえ(泣)。
音楽は『密輸1970』からチャン・ギハが続投でした。前作のテーマ曲はそのままに(いやー憶えてるもんですね、あのテーマが流れたときはアガったわー)エキサイティングな劇伴を聴かせてくれました
・「先輩は、思春期の少年のような方」ファン・ジョンミン×リュ・スンワン監督『ベテラン 凶悪犯罪捜査班』インタビュー┃ananweb
リュ・スンワン (ジョンミンさんは)こちらから見ても痛々しいと思うくらいに、もがいているように見える瞬間があるんですね。プロフェッショナルな方ですから、肩の力を抜いて気楽にやってもいいと思うんですけど、そうしてしまうと、きっと自分自身を許せなくなるんじゃないでしょうか。
ファン・ジョンミン 俳優にとって作品というものは自分の人生の中で、最初で最後のものだという思いがあるんですね。同じ作品は2度とできないと思っています。そういうことを考えると、生半可な気持ちでやってはいけないと思うので、どうしても作品に接する時には怖いなっていう思いが先走ってしまうんですよね。(中略)俳優という仕事は、自分との戦いの連続なのではないかと思います。
「結婚したらいいような関係」(笑)。すごくいいインタヴューだった! スンワン監督のファン・ジョンミン観を引き出してくれて有難うございます〜そしてジョンミンさんってどの記事読んでもガードが堅い印象なんだけど、スンワン監督が一緒だからかいつもよりはぶっちゃけてる気がする。貴重〜! 写真もよい!
本日4月4日から公開された『ベテラン 凶悪犯罪捜査班』のパンフレットにコラムを寄稿しました。リュ・スンワン監督による”社会派アクション”ジャンルの本作で描かれる、韓国における司法不信と国民の”法感情”、それに対する監督の眼差しについて考えてみました。映画をご覧の際には是非。 pic.twitter.com/7dGCiZR5Vs— 崔盛旭 (@JinpaTb313) April 4, 2025
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04月12日(土)
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