ID:43818
I'LL BE COMIN' BACK FOR MORE
by kai
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■BATTLES JAPAN TOUR 2019
「The Yabba」が始まったときは「や(れ)るんだ!?」とフロアがどよめいた。てことは……“あれ”もや(れ)るんじゃね? とあのとき誰もが思った筈。「Ice Cream」がきておおっとなって、ますますソワソワ。そうして遂にあのドッコドッコしたリズムが、ブッニャブッニャしたシンセが鳴り響き、「『Atlas』は、そしてBATTLESは(ふたりでも)いけるー! 新生BATTLESだー!!!」と大歓声があがったときの多幸感はたまらんもんがありました。プレイヤーは結構必死の形相ですが、フロアは大喜びです。その4人時代の代表曲「Atlas」から最新作の「Last Supper on Shasta」へ、そのアウトロから同じフレーズの「Ambulance」イントロへ繋げて〆、という構成も素晴らしい。改めて思い返してみれば、この閉じ方は完璧じゃないか。アンコールがなくて当然だ。スタッフが機材のスイッチを切りに出てきてもアンコールの拍手は続いていたが、シンバルのスタンドが低く下げられたらもうお手上げ。

時計を見ると60分しか経ってない。いや、60分も、か? ふたりでの濃密な、そしてかなりの集中力を必要とするステージは、60分が限界ということかな。いや〜しかし、相当練習したっしょこれ……同期がズレたりしてヒヤッとするところもあったけど、それがポリメトリックになるという怪我の功名(笑)もありました。つうかBATTLESはもともとグリッチをモノにするバンドであった。は〜それにしても「Ambulance」最高よな……ダイスキ〜。「Sugar Foot」の祭囃子テイストもダイスキ〜。トライバルビートっつうより祭囃子よな。日本の土着舞曲と親和性ありすぎるわ、他の国ではどう捉えられてるんだろうか。

で、照明ですよ! BATTLESも『WXAXRXP DJS』同様VJなし、照明でバリバリかっこよく見せる。あの台車、見掛けのスットコドッコイっぷりからは想像出来ないデキるやつでした。横一列に並んだフットライトが上下に動き、光でスクリーン状のパーテーションをつくる。プレイヤーとフロアの間に光の幕を下ろし、そこへ焦点を絞ったカラフルな照明を差していく。こっれっがっめちゃめちゃ格好よかった! かつて人力トランスといわれた演奏にこのアナログな照明は、「一周回って原点に戻った」(後述インタヴュー、ジョンの発言)今のBATTLESにぴったりでした。

Tokyo pic.twitter.com/ZFDFMMgBjt― BATTLES (@BATTLES) November 5, 2019
これね、光のスクリーン。

チケットとってたのに行けなかったりとかあって、観たのは『Warp20』以来。十年振りじゃないか。このときはタイヨンダイがそろそろ抜けるって前で、ちょっとバンドがギクシャクしていたように思う。そして今、アートワーク含めグロさ(=デイヴのテイスト)がなくなったけれど、音の面ではキャッチーが過ぎて偏執的に響くという新たな魅力が出てきた。人数は減ってってるけど好きの度合いはむしろ増してるなー。ホントよかった……。

「前座」平沢進+会人(EJIN)もよかった! フジの配信でぶっ飛ばされたステージをこんなに早く観られるとは。「フ・ル・ヘッ・ヘッ・ヘッ」を生で聴けたわ〜。P-MODELの『ANOTHER GAME』は愛聴してました、「美術館で会った人だろ」なら空で唄えます〜程度のリスナーで、平沢翁のマイペースかつゴーイングマイウェイな活動は気になっていたもののなかなか機会に恵まれず……今回やっと拝見出来ました。いやはや恐れ入りました。20分ちょいと短めでちょっと機材トラブルもあったっぽいけど格好よかったなー、いつかフルで観てみたいな。後方からすごい歓声飛んでた。整理番号早いひとたちはゲスト発表前にチケットとってるから、翁のファンは前に来られなかったのかも。

物販で散財してたらYEBISU片手にイアンが出て来たのでビビる。気付けばジョンもいてサインしたり撮影に応じたり。全ての会場で終了後にファンと交流していたようです。この日ジョンに到っては開場前にも外に出てきてた。おともだちがいたんだろうなー。日本のリスナーと歩んだ長い時間が感じられてジーンとしました。

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Setlist
battles最っ高だった!PAの人と仲良くなったらセトリくれた pic.twitter.com/k2m8voxPwp― ちゃんくに (@92show) November 6, 2019

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11月04日(月)
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