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I'LL BE COMIN' BACK FOR MORE
by kai
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■『보디가드(THE BODYGUARD)』
ストーリーはあれなんで、まあ…その、個人的にはニッキーに肩入れしちゃうんですけど……だってニッキー不憫だわのよ。フランク罪な男なのわだよ。またニッキー役の女優さん、チェ・ヒョンソン(최현선)の歌がもうすんばらしかったんだよねー。伸びるクリアな声。ソロは勿論レイチェルとのデュエットもキレッキレで。プロフィールを見ると翻訳ミュージカルの名作にことごとく出演されていたので、あちらでは有名な方なんだろうな。ちなみに犯人役の男優さんも歌は一切ありませんでしたがカーテンコールで披露した歌声が素晴らしく、プロフィールを見てみればやはりミュージカルに多数出演していた。も、もったいない…というか贅沢……。レイチェル役のイ・ウンジン(이은진)/YANGPAもむちゃくちゃ惹きつけられる歌唱力でした。「I Have Nothing」には思わず涙した。あと子役ちゃんがかわいかったです、ダンスが達者!
ミュージカルだけどソンウンさんは唄わない、との情報を得ていましたがそれは間違いで、実は一曲唄うとこありました。レイチェルと行ったバーでカラオケシーンがありまして。カタブツくんが直立不動で「I Will Always Love You」を唄うという笑いとるとこではあるんですが、低音の美声で平易に唄うのがすげえ渋くて格好よかったよ。ニック・ケイヴのようだったよいやまじで。このたとえわかるひとどのくらいいるか…いやホント、「Into My Arms」の唄いようだったんだよー!!! またよう通る声でな…倍音出てるわーてな感じでな……台詞まわしも心地よい。あの声でレイチェルていうとアルファベットでRachelて聴こえたよねー(何を言っているのか)!!!
見どころだと思っていたアクションは、ストップモーションやスローモーションを多用した演出(オープニングは『レザボア・ドッグス』のシルエット風)だったので本領発揮していたかというとアレなんだが、やっぱりガタイがいいので舞台映えする。よい存在感でした。フランクとレイチェルが一夜をともにした翌朝、レイチェルがフランクの寝顔を見乍ら唄うシーンがあったんですが、一曲分まるまるスヤスヤ眠ったまま(ちなみに上半身裸)というなかなかハードルの高い演技も要求されてましたね…もうニヤニヤしてしまったよね……。映像も多用されており、エンディングはふたりの思い出を走馬灯のように流すというもので……なんだろう、なんでミュージカルのオファーがあったんだろうと思ってたけど、あの美しい身体が決め手かと思ったりもしましたよ。その期待には十二分に応えてなさった。いい仕事だわ〜。
カーテンコールでは舞台挨拶の定番、客席の左右に手を伸ばしてゆっくり一礼する仕草を美しくこなしておりました。微笑して手を振る姿は皇族のようでした。そしてステージはそのまま終わらなかった、ソンウンさん進行でお楽しみ抽選会が始まった。これ、毎回やってるんだろうか? ロビーにソンウンさんのチラシが貼ってあるコーナーがあって、用紙に何か書いて箱に入れてるひとでごったがえしていたんだけど、1月9日が誕生日のソンウンさんにメッセージでも送るのかなーくらいに思ってたよ。ソンウンさんはあの美声で淡々と司会をし、それがドカンドカンウケていた。さっぱりわからなかった。わーん表情も変えずに何を話しているんだよ〜! こんな落とし穴(言いがかり)があるとは……うわ〜ぐやじい〜〜〜! 韓国語もっと聴きとれるようになろうと思いました……そんなこんなで狐につままれたような気分で会場をあとにしたのでした。楽しかった〜!
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・韓国ミュージカル「THE BODYGUARD(ボディガード)」 | Kstar Musical
日本語のレヴュー、レイチェル役がチョン・ソナさんの回。笑いが起こっていた開演前のアナウンス、こういうことを言ってたのかー。少しずつでもいいから韓国語聴きとれるようになろう……
・PROGRESS :: [뮤지컬 보디가드] 캐스팅 보드
(Google日本語訳)
キャスティングボード
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01月14日(土)
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