ID:43818
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by kai
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■『カルテル・ランド』『金魚養画場〜鱗の向こう側〜』
・森達也監督 過度な「自衛」意識が招く危険性を指摘|東スポWeb
自分が観る前の回に行われていたトークイヴェントの様子。なんじゃー知ってたらこの回で観たかったな
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深堀隆介 回顧展『金魚養画場〜鱗の向こう側〜』展@渋谷西武A館7階特設会場
初の大規模個展ということで、初期のものから時系列順で観られたのがよかった。未知の技術を開発していく過程を追ったドキュメンタリーにもなっている。
絵を諦めようとしていたとき、飼っていた金魚の美しい背中に啓示を受けた「金魚救い」の日、アクリルの上に彩色したらきっと絵具が溶けて滲んでしまうだろう、でもやってみよう。そして予想が覆され「これだ、いける!」となった、という手法を探る日々。これらのエピソードとともに、平面的だった金魚が立体化し、微細な表現がより繊細に、そして大胆になっていく。頭のなかのヴィジョン、目にした金魚そのものの美しさを、その手によってどこ迄表現出来るか。その流れをも見せてもらった思い。
升のなかに泳ぐ金魚の美しさと、それを描く画家の執念は表裏一体のもの。閉じ込められたものの拘束美とも言える。畏怖を感じる。和傘とケロリン桶に描かれたものが特に印象に残った。メトロン星人を思い出すなあなんて思っていたら、後半のセクションにウルトラマンがモチーフになったものや魚化した観音像の作品があり、あながち勘違いでもないかもと思ったり。
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・深堀隆介 回顧展 金魚養画場〜鱗の向こう側〜|西武渋谷店
05月21日(土)
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