ID:43818
I'LL BE COMIN' BACK FOR MORE
by kai
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■mouse on the keys『Live at Red Bull Studios Tokyo』release tour
川崎さんのドラミングはインパクトといいパワーといい、それと相反するゴーストノート、ショットの柔らさといい魅力だらけ。曲の流れによってスネアドラムもスナッピーのオンオフで響きを細かく変えているし、ひとつのドラムのセッティングをどこ迄使い倒せるかという求道者な趣も。そしてそれが楽曲の新しいチャームを引き出している。豪放磊落なふりして繊細な音もとても多いというギャップもたまりません。演奏中の表情や声も面白いので目も耳も離せないね〜(笑)。毎回言ってるけど、このひとのことはシーザー@動物のお医者さんだと思っているのですが知性的なシーザーだよね〜。それどんなシーザーだ。つい先日迄ツアーをしていたケベックでは-15℃の野外会場もあったそうで、動かないと死が迫ってくるので演奏がファストコアみたいになったって話には爆笑した。犬ぞりがよくひけたことでしょうとか思った(いやホントすごいファンですごいドラマーだと思ってるんですよ……)。ケベックに比べるとここはあったかい、身体がすごく動くってことでキレッキレの演奏でございました。元ジェラート屋の店長、一月に42歳になり身体に鞭打ってドラム叩いてます! とのこと。シビれる。でも身体はだいじにね…病気もしてるしね……。
どの曲もすごかったが特に「Aom」と、新曲「Untitled」のたたみかけっぷりはすごかった……聴いてるこちらが追い込まれる気分。か、狩られる! と畏怖の気持ちが起こる程でした。しかしタイトル「Untitled」て。今後ヴァージョンアップされたものが別名で出るかもしれませんね。対バンのLITEは確か八年ぶりに観ましたが普遍の格好よさでした。いい夜。
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・mouse on the keys 『Live at Red Bull Studios Tokyo』
・mouse on the keys: Live at Red Bull Studios Tokyo|NEWS|Red Bull Studios Tokyo
実のところ会場限定発売というのは勿体ないなあと思っている。ライヴでの鉄板曲+未発表曲+新曲という現時点でのベスト選曲で、その自信作の数々が今の演奏力でパッケージされているんだもの
・ライブ会場限定盤『LIVE AT RED BULL STUDIOS TOKYO』リリースツアー直前インタビュー|ぴあ関西版WEB
しかしこの川崎さんのインタビューを読むと、この作品を配信で…というのも正直違うなとも思うしなあ
・で、聴きました。ライヴレコーディングならではの「熱」も見事にパッケージされた好盤です。アートワークや楽曲の構築美から洗練されたイメージも強く、ライヴを観て度肝抜かれた! てひと多いと思うんですが(私だ)、その両極端の魅力を繋げるという意味でもこのアルバムは広く聴かれてほしいー
・そういえばsx、tpのクレジットがなくて気になる。上の動画見る限りネモジュンとケンジーくんはいるけどtp佐々木さんだっけ? よく見えない〜
・カナダ/ケベックツアーは-15℃どころか-30℃になる日もあるわ風邪が流行るわでホント大変だったそうです。疲れてバスタブにお湯ためてる最中に寝込んじゃって、ホテルの床を水浸しにしちゃう事故もあったとか。ホテルのひとが暖かく対応してくれて嬉しかったって。よかったね
・あんな風土だからなのか、たいへんでも人生を楽しもう、のんびり楽しくすごそうって感じですごくおおらかなひとばかりだったとのこと
・新留さんのinstagram(@daisukeniitome)
過酷なツアーの様子がよくわかる……
・Winter Jazz Fest Heats Up the Weekend|Ottawa Life Magazine
ツアーのなかの一本、Ottawa Winter Jazz Festの記事。川崎さん、ウサイン・ボルトに喩えられてます(笑)
・Andre Gagne@argagnephotos
・Myka Burke@MykaBurke
Ottawa Winter Jazz Festでの画像など
・[SPECTACLE] Mouse on the Keys, Harfang, Le Cercle, 11 Février | ecoutedonc.ca
ケベック州はフランス語圏なのでフランス語のレヴュー。翻訳サイト有難い。「アティテュードは間違いなくパンク」、おお、伝わってますな。なんじゃあこりゃって印象をライターの方は受けた様子。ジャパノイズって用語あるんだ
・で、転換中のBGMが全曲RATMだったのを思い出す。ワチャセーイ
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03月06日(日)
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