ID:43818
I'LL BE COMIN' BACK FOR MORE
by kai
[648394hit]

■『Lost Memory Theatre』
全公演ステージに立つ三宅さんを筆頭に、ミュージシャンたちの演奏は毎回変化する。音楽が聴く度姿を変えるのと同じように。終幕、オルケスタが客席から遠ざかっていく。また暗闇へと還っていく。演奏していた音とともに、ミュージシャンが舞台から去っていく。全員が退場したあとも音楽は響き、やがては消えていく。生演奏と音響の挟間、役者がひとり取り残される。全ての公演が幻になる。あの舞台にいたひとたちにはもう二度と会えない。さびしい。でもそれが舞台であり、劇場の記憶になるものなのだ。

-----
構成・演出:白井晃
原案・音楽:三宅純
テキスト:谷賢一
振付:森山開次
-----
キャスト&ダンサー:
山本耕史
美波
森山開次
白井晃
江波杏子
---
伊藤さよ子、後藤いずみ、高瀬瑶子、中嶋野々子
-----
シンガー&ミュージシャン:
三宅純(Piano、Fender Rhodes、Flugelhorn)
宮本大路(Reeds、Flutes、Drums)
伊丹雅博(Guitar、Mandolin、Oud)
(8/30〜9/7は今堀恒雄)
渡辺等(Bass)
ヤヒロトモヒロ(Percussion)
---
Lisa Papineao(Vocal)
勝沼恭子(Vocal)
---
noattachstrings by Tomoko Akboshi[弦楽四重奏]
赤星友子(Violin)
青山英里香(Violin)
吉田篤貴(Viola)
関口将史(Cello)
-----

****************

メモ。

・隣席二席が空席だったんだけど、途中白井さんがそこに座ったもんでひいっとなったよね……どんな様子でいるのか観たかったけどそんなねえ、ガッツリ横向いて見られませんよ(笑)。ああいうときの演出家兼役者って、役のままでいるのか演出家として舞台を見ているのか気になるところです

・そうそう、白井さん、パンフレットに青山(円形)劇場のこと書いてた。名前は出していなかったけど。あの劇場の記憶はどこに行くのかなって

・アルバムではデヴィッド・バーンのヴォーカルが聴ける「A Dream Is A Wish Your Heart Makes」で、チュチュを着けた白井さんが踊る場面。パンフレットの白井×三宅対談でも言及されていますが、そのバーンのコスチュームは、2009年の『songs of david byrne and brian eno』来日公演でも観ることが出来ました。日本公演のじゃないけど同ツアーの動画を張っておく

-『David Byrne, Burning Down The House, Royal Festival Hall, Londonia, 12 April 2009』


-『 David Byrne -burning down the house- live in Cagliari 2009 [HQ] 』

(全体のフォーメーションはこっちのが見やすいか)

・三宅さんとバーンの接点を、白井さんの身体を通して観られるとは! 個人的にはこれにいちばん驚いたし、とても嬉しくなった

・ちなみにこのバーンのツアーで披露されたダンスは『茶の味』『ナイスの森』に影響されたものだった。そこで踊っていたのは森山さん。いろいろ繋がる

-『Cha no aji odotteru otoko』


-『ナイスの森』2005「タケフミの夢」【fullx3】

(わー五年前探して見付からなかった動画!)

・twitterにつらつら書いたことにつらつら追記して置いておく
-『常夏乃憂ヒ』の頃のオルケスタって、エレクトリックマイルスな時期でもあったから、常夏〜南米ときて自分のなかではPTAとイメージが繋がる。楽器編成も、Whachoさん、ヤヒロさんと大儀見さんと言うパーカッションの名手がいることも
(追記:常夏〜のPercはWhachoさんが主でしたね。失礼しました!)
- サイバーパンクキャバレーから出発して片や南米〜NYでヘルソニックバレエ、片やフランスに渡りピナ・バウシュ/ヴッパタール舞踊団、と生き別れの双子みたいになってるイメージでもある
- で、三宅さんのフェンダーローズ使いは、菊地さんに坪口さんと言う相棒がいることでですね…ってそうなると東京ザヴィヌルバッハ、DCPRG迄繋がってしまいきりがないのでもうやめる
- そしてこの辺りの、DrmsとPercで複合リズムを…てのも窪田さん絡みだわ
- 窪田さん、初ソロアルバム出したときDrmsなしPercのみでリズム作るってライヴもやったよね。あーあれ今すごく聴きたい!

08月23日(土)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ

[4]エンピツに戻る