ID:43818
I'LL BE COMIN' BACK FOR MORE
by kai
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■『国民の映画』
「持てる者」はどこにいるのだろうか。罪のない人物はどこにいるのだろう。罪深き者はそれに気付き、悔い改めることは出来る。芸術はそれに気付き、振り向いてくれるのだろうか。ヒムラーたちの語る「最終解決」に反発し出て行った映画人たちのその後を思うと胸がつまる。死者となったフリッツが、自分を死に追いやった人物の行く末を語るラストシーン。彼が決して知り得なかったそれらを語ることに、演劇の力を感じた。
その他。
・「Zucker Zucker」の場面、初演ではツァラとレニが唄ったのは憶えているけど、ゲーリングも加わってたっけ?思い出せない!
・初演の白井さんも唄えるひとなので、一緒に唄っててもおかしくはないんだけどどうだったかなあ
・あのシーン、初演では本当に救われた気持ちになったものだった。音楽って素晴らしいなと身体が素直に反応した感じだったなー
・そして翌週DCPRGを聴いて、ああ音楽に飢えていたんだなあと思ったんだ
・ゲーリングは薬物依存と食通のため太っていると言う設定。白井さんはぬいぐるみのような衣裳だったが、渡辺さんも同様。そうですよ渡辺さん、今は印象より太ってないんだよね実際……
・風間さんのヤニングス、べらんめえ調が増した気がする(笑)
・平さんのフレーリヒ、アホの子度が増し(以下同)
・(大根だけど)「輝いてみせます!」の台詞にときめいた。かわいいそう
・平さんね、この初演のあと数作観てすっかりお気に入りの役者さんです。ねこ好きなとこもよいです(笑)
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初演の日に寄ったお店でおひるごはんを食べてから行きました。ちょくちょく行くお店なのだけど、この日はちょっと意識した。お店のひとたちはやっぱり笑顔。そういえば三年前は、ご近所に住んでいるらしきおばあさんが来ていたのだった。話がしたかったのだと思う。変わらずこのお店、続いてほしいなと思いました。
02月22日(土)
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