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I'LL BE COMIN' BACK FOR MORE
by kai
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■『FUJI ROCK FESTIVAL '13』2日目
初っ端から客の盛り上がりがすごくて、フェスだから?なんて思ったりもしていたらいやいやいや、めっちゃシンガロングですよ。しかも男性ファンがすごい多くてセオー!とか叫んでて…野太い声で(笑)。しかもそのセオがさ、もう貫禄ってなくらいのステージング。初来日のサマソニでは緊張して手が震えてた子が!シャイなモリッシーみたいだったあの子が!黒革の手袋、スーツ、ときにはらりと落ちるオールバックの前髪、ビッシビシにキメたスタイルで自在に観客を操っておる!ぽろりと出る笑顔がまたかわいい、そしてそこでも「キャー!」ではなく「おおおおおお!」の轟き。いや初来の頃は「キャー」が多かったと思いますよ。こういうとき女性ファンの慧眼と言うものに思いを馳せますね。
とは言うものの、あまりの盛り上がりにバンドも面喰らっていたよう。ビューティフォーワンダホーエクセレントを連発してました。フジー!とか叫んじゃったり。胸に手をあててジーンと来てる様子を見せたり。
なんだ…何があった……確かにすごいポップでいい曲ですけど、大好きですけど、こんなに盛り上がるきっかけって何かあった?別にタイアップとかあった訳ではないし。web含む口コミだとしたらそれはそれですごい…洋楽も捨てたもんじゃないぜ。好きなひとはどこかに必ずいる!しかしこんなにいるとは!
で、ここでふと思う。多分欧米ではもっと盛り上がってる筈だ。大物になりそうな気配、もはや本国ではアリーナクラスなのではないか?デペッシュモードみたいになっちゃったらどうしよう…日本のマーケットを相手にしてくれなくなるかも……いやー!それはいやー!!日本のスタッフさんがんばって!またつれてきて!
バンド編成で、前回の単独ではお休みだった(上の日記参照)アダムもお初。お初と言えばデビューアルバムのアオリは「おハツです!大注目の男前ドラマチック・ポップ・デュオ見参」だったね…日本のスタッフさんがんば(略)オペラ歌手のサポートさんは来ていませんでした。その分インダストリアル色が強まったか。そういえばNINの『The Downward Spiral』のことがライナーに書かれていたな。もはやエレポップデュオと言う範疇では語れない…なんだろオルタナのオルタナと言うか、ひとまわりして懐古でもなく今流行りのものでもなく、まさに個性のあるバンドになったな!と言う感じです。スタイリッシュでい乍ら反骨精神溢れるマンチェ出身。もう最高ですよ。
あああ、新譜は国内盤で買ってるんだが、DVD付スペシャルエディションの外盤も買っちゃおうかなと思いました……。泥だらけの長靴でごめん、カッパでごめん。次の単独にはキメキメで行くよ!また来てー!出来るだけ早く!「Stay」をまた大合唱したい!
興奮冷めやらぬままグリーンへ向かう。寒くて持ち歩いてる飲み水が減らないので荷物が重く、腰が痛い。
■bj醇rrk(GREEN STAGE)
やはり激混み、うっかり前方へ行ってしまったらひとの背中しか見えない状態に。近くのひとが撮影してたカメラのモニタ画面で様子を知ったと言う…ズームで観れてよござんした。何しに行ったんだ。
ええと白状しますとダンサーインザダーク前後からアルバム聴いておりません。今どんなんやってるんだっけ?と言う…しかし後半は初期曲結構やってくれて嬉しかった!今「Army Of Me 」や「Hyper Ballad」を聴けるとは思ってなかったもの。もろEDM!って感じの音になっていましたが、これはこれで面白かった。
とにかく声の威力。女性コーラス隊を従え、人間の声にはこんな可能性があるのだと思い知らされ、そのことに敬意を抱かせる。聖歌隊のようにも、アニミズムどっぷりの霊的なものにも思える。圧倒されることしきり。
あとメタルのショウではおなじみの、あれなんて言うんだっけ火柱をぼわっと出す特効!あれをああいうふうに使ったところもビョークならではだなあと思った。何をやってもオリジナルに見える恐ろしさ。
ウィルコ・ジョンソンを観られなかったのが心残り。本人の体調次第のことだったし、急に決まったことなので仕方がない。フジに来られてよかった。また来れるって思ってもいいじゃない。元気で、また来てください。待ってる。
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07月27日(土)
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