ID:43818
I'LL BE COMIN' BACK FOR MORE
by kai
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■ザ・ファクトリー1『白鳥の歌』『楽屋』、『アベンジャーズ』最終日
『楽屋』も登場人物4人が分裂。女優A(顔に火傷がある)9人、女優B(首に刺し傷がある)9人、女優C(『かもめ』のニーナを演じる)3人。女優D(精神を病み入院していたらしい)のみ、最高齢の重本惠津子さんひとりが演じます。かしましくにぎやかな、女性だらけの楽屋の光景はかなりユーモラス。しかしそこには嫉妬、羨望、虚と実が入り交じります。さまざまな顔を見せる女性たちは女優そのもの。エネルギーに満ちあふれた光景です。
終幕、女性たちは皆衣裳を脱ぎシュミーズ姿になり、身ひとつで舞台に立ちます。思い切った演出ですし、演者にもかなりの勇気を必要としたものだと思いますが、台詞にもある人生の「蓄積」が、有無を言わせぬ説得力とともにそこに在りました。彼女たちの瞳はまっすぐで、じっと前を見詰めている。死者を送る目。亡霊となりなお舞台に立とうとする目。それが眩く感じられたのは、照明のせいだけではなかったと思います。
上演されたどちらの作品にも死の影が濃く漂っている。しかし『白鳥の歌』には寂寥感や諦観が強く感じられ、『楽屋』にはむしろ生命力を感じました。男女の違い、として最近は素直に受け取れるようになってきた。そういう場を実際目の当たりにする機会が増えたからかもなあ。これも蓄積、ですね。
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・毎度カフェペペロネ。本日は三食パスタのボロネーゼをいただきました。おいしかったー
・で、ペペロネに案内カードが置いてあって知りました。劇場の近くにビストロやまのマルシェが出来たとのこと。帰りに寄ってみました。ドレッシングを買ってきたーおべんとうも気になるー
・そのペペロネ、いつのまにかtwitterを始めているではないか。おお、3色パスタの画像が載っている。グラタンがある日に当たりたいよー
・すっかりさい芸行きはペペロネ込みの遠足みたいになっている
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『アベンジャーズ』@新宿ピカデリー スクリーン10
新宿での上映最終日。最後の二週間は大ヒット御礼とのことで1,000円で観られちゃうと言うふとっぱら、映画の最終日にそわそわするとは…あーもうスクリーンで観られないのね、千秋楽って感じで寂しいわー。そんな輩が続々と集合、レイトで終了0時過ぎにも関わらず盛況でございました。リピーターが多いせいか場もなんだか和やか、反応もよく笑い声もとびまくり、エンドロールも最後迄観てクスクス、客電ついて見回してみれば上気した笑顔で出て行くひとばかり。楽しかった……。
webでいろんな感想読んだりtwitterや2chでトリビア拾って読んだりしてて(特に楠野一郎さんのツイートには共感しまくりだったー。twilog張っておくので気になる方は是非。8月13日以降怒濤のツイートです(微笑)・楠野一郎(@kusunopropeller)2012年8月 - Twilog)、奥深きアメコミは知識が増えれば増える程面白みも増す。そしてそういうオタクへの愛がある!これは監督ジョス・ウェドンの愛でもあるわ。それでいて初見の楽しさはいつ迄も薄れず、いちげんさんもマニアもニッコリ。
そこを通ってリピートするとまた楽しいんだよー。スタークがロキに向かってコールソンの名前を出すとことかさ!あと氷漬けのキャップが発見されたとき「コールソンは気絶する程」って言われてるけど、それただビックリしただけじゃなくてうれしくて、だよな…とか、キャップ級長さんぽい…とか、ブラックウィドウはロキにもホークアイにも「借りがある」と言うのねーとか、ああっ観れば観る程楽しい!そしてロキのファーストカットに既視感があってなんだっけ〜とずっと思ってたんだけど三回目にしてやっとわかった、エイフェックスツインだわ↓
そっくりー!わるい顔ー!
あとホークアイの出番はトータルで約12分、ロキも10数分だったそうで…い、言われてみれば……?しかしその短時間ですんごい印象に残るんですよね、見せ場めっちゃあるし。これも演出の成せる業ですなあ…ウェドン監督の各キャラクターへの愛はすごいぜ。
いつの間にやらイメージアルバムだけでなくOSTも揃えてしまった。kaollyさんとも話したけどホントこれのスコアちょーいいんですよね、フルオケでコンサートとかあったら行きたいよ!
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10月19日(金)
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