ID:43818
I'LL BE COMIN' BACK FOR MORE
by kai
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■LÄ-PPISCH『25周年のその1』
こんなふうにライヴを進めつつ、上田現とその楽曲へ敬愛の念を示しつつ、しかしこの日は確実に今迄と違った。それはここ数年で、ではなく、25年のなかで、と言う意味でだ。あんなにアクションを表に出して演奏するtatsuは初めて見たし、ジャム展開のときtatsuに歩み寄り、確認しあい乍ら演奏する恭一も初めて見た。「LOVE SONGS」でフロアに飛び込み戻ってくるマグミを出迎えるようにステージ中央からギターを弾き続けた恭一も、恭一とひとつマイクで唄うマグミの表情も。なんだこんな光景見たことないぞ……あのひねくれ者たちが、こんなにストレートに愛情を表に出しよって!逆に照れるわ!
また呑みの席での話になるが、「もう家族みたいなもんで、嫌いになったり好きになったり、そばにいるのもイヤって時期からまた一周したんだろうね〜」ってことか。あれか、もう照れてる歳でもないか。とは言ってもこのまま続くとは思っていない。それはこのバンドがそーゆーバンドだからー!まあね、意地張ってる時間はないと感じているんだろうな…身近なひとを失ったひとには覚えがあるだろう。「点滴打ってでもやる」と言ったマグミを、恭一はなんとも複雑な表情で見詰めていた。「太っただの痩せただの言うけどな、この身体が使えるかどうかなんだ」と言ったマグミにはジーンときたな…って君体型そんな変わっとらんやん。見習いたい!とりあえずマグミを担げるくらいには身体鍛えようと思いました!クラウドサーフが途中で落ちたのは担ぐ側が体力ない+四十五十肩で腕があがらないからだと思うんだよね……。と言えば、落ちたとき「おちたー!」、あがったとき「あがったー!」と実況していた恭一にウケた。
そんな気難しいバンドにしっくり馴染んでいた奥野さん。おそろしい子……!いやでもすごく大変だっただろうなと思う。このややこしいバンド、このややこしい楽曲をよくもまああれ程…彼の弾く鍵盤は現ちゃんのフレーズだけど決してコピーではなかった。Saxの音色使ったフレーズも弾いていて、これにはドキッとさせられたし唸らされた。第一声が「グッドモーニング」だったり、関西弁だったり、「LOVE SONGS」が終わって「怪我してるひといない?大丈夫?」とフロアを気遣ったマグミに対して「僕ここ怪我しましたわー」と胸をさすっていたりしたのはあれか、洒落たことを言うてるのか滑っているのか。他にもいろいろ挙動が面白く…すごく忙しい方なんで無理は言えないけど、現ちゃんのフレーズを身体にたたっこんだ上で自分の色を出せる貴重な鍵盤弾き+キャラクター、しばらくレピッシュにいてほしいです頼みますマジで。現ちゃんのポジションを奥野さんが担ってくれたこと、驚く程それがしっくりきていたこと。本当に嬉しかった。
前述のジャムでのマグミのスキャットはガッツリ11PM(シャバダバシャバダバ〜♪)だったし、奥野さんはすっころんだそうだし(見逃した!ギャーみどころききどころが多過ぎるんだもん!)、ライヴ後メンバーが次々インフルエンザ発症してたり(感染していないか今自分戦々兢々です)、上田現の呪いか!と言う地雷が各所にあったところも流石期待を裏切らない。これがレピッシュと言うバンド。だいすき。
セットリストはこちらの記事(・リアルライブ『レピッシュが25周年ライブ! 4月「ARABAKI ROCK FEST.12」にも出演決定』)から。文中のマグミのコメントは、ライヴのMCではありません。MCでは一切このセットリストの意味については触れなかった。結果だけを見せる、これもレピッシュと言うバンド。だいすき(だいじなことなので二回言う)。もうひとつ、現ちゃんが亡くなってからのバンドの動きについて、諸々のヒントになるかもしれない記事(・ナタリー『[Power Push]杉本恭一』(昨年秋、『Macka Rocka』リリース時のインタヴュー))。こういうの読むと、恭一はレピッシュのリーダーだなあと思う。
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セットリスト
01. 東京ドッカーン
02. CONTROL
03. 無敵のサラリーマン
04. プライベートビーチ
05. バッタ
06. サイクリング
07. ガンジー
08. MAD GIRL
09. Good dog
10. -6m
11. パーティ
12. 歌姫
13. OUR LIFE
14. アニマルビート
15. おやすみ
encore
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03月03日(土)
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