ID:43818
I'LL BE COMIN' BACK FOR MORE
by kai
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■『不思議な卵』『奇ッ怪 其ノ弐』
そして興味深かったのは、1時間40分と言う上演時間にも現れている凝縮された台詞。ギリギリ迄削ぎ落とされた言葉がさまざまな解釈と余韻を残すものになっているのです。演出と役者の腕のみせどころでもあります。このあたり一昨年の『奇ッ怪』でもそうだったけど、成志さんが冴えまくってたわー。妻を亡くした男が医師免許を持っていると偽り女性のカウンセリングをするパートのやりとりが、ミステリとしても成り立ちそうな鋭さと豊かさでした。彼のひとを救いたいと言う気持ちは自分への悔恨からか医者への復讐のためか?彼女が嘔吐したのは精神的なものかカレーが原因か?幾通りもの解釈が出来る。さあどっちだ〜?とドヤ顔した成志さんが浮かぶようだったわ、にくらしいわー(笑)。成志さんてホント自由よね…あの芸人ネタの数々は日替わりなのでしょうか、ゲラの小松さんはかなりつらそうでしたよ(笑)。

死んでしまった者と生き残ってしまった者への鎮魂とは。あれから半年も経っていないところ、この大きな(そして解決する術が見付かる筈もない)テーマを扱うことに葛藤や試行錯誤が見え隠れする部分はありました。しかしそれを含めた誠実さがひしひしと伝わる作品でした。前川さん、好きな作家です。

よだん:これからしばらく「目、合いましたよね」「家はひとが住まないと傷むんですー!」って台詞が自分内ではやると思います(笑)ヒー

よだん2:仲村トオルさんのオモシロい魅力は舞台で生きるなー。この辺り『ドライブイン カリフォルニア』で一気に花開いた印象。松尾さん、流石の慧眼

よだん3:カメラが入ってた。どっかで放映されるのかな?

08月27日(土)
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