ID:43818
I'LL BE COMIN' BACK FOR MORE
by kai
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■『東京タクシー』『わたしのすがた』
無宗教、無神論者であっても信仰と言うものはあるし、そこにいない誰かの思いを感じることがあったり、その力を受け取ることが出来ると思えることがあったりする。うーん、説明が難しいな。オカルト的なことになっちゃうのかな。でも霊が!とかそういうのとはちょっと違うなあ。個人的にはよしもとばななさんの『幽霊の家』を思い出した。2つ目の外観から、岩倉くんが暮らしていた家を連想したこともあるのかも知れないが、それだけではないと思う。かつてそこにいたひとたちが、毎日を営み静かに暮らしていた痕跡は、大きな世界からすればとても些細なもので、いつかは消えていき、誰の記憶にも残らない。でも、確かに存在したのだ。後にそこを訪れたひとたちはそれを思い返す、もしくは想像することが出来る。きっと思い込みでもある。それでいいのかも知れない。

勿論演出はあるのだ。仕込まれた小道具もある。押し入れの扉を開けるとスピーカーが設置されており、サイン波やことば等、いろいろな音が流れている。時々他の鑑賞者と鉢合わせしたりして「このひと仕込みなのかな…役者さんなのかな……」なんて疑心暗鬼になったりもした(笑)。反面、最後の場所は使われなくなって十年程だと言うが、レントゲン現像液の匂いがまだ残っていた。それぞれの場所にあるものたちは、最初からあったものと後から仕込まれたものが混在している。これらは想像力を喚起させる装置のようなもので、それを通して自分に起こったこと、自分が感じたことは、自分にとっては本当だ。

そしてそんな想像力を使える余地があるからこそ人間は生きていけるのだと思う。

時間が許せばまた明るい時間帯に行ってみたい。もしくは、公演が終わった数年後訪れてみたい。勿論不法侵入とかはしませんよ。あの道を忘れないでいたい。

よだん:
・ひとりずつの出発のため、最初の地点は待合室みたいになってた(笑)
・道々にねこがいて、ねこ散策としても楽しみました。今ここにはいるけど、今度来た時にそこにいるかは分からない、生きているねこたち。数年後には死んで消えてしまうねこたち
・しかし夜の病院は楽しかった(笑)ちっちゃい頃近所に廃病院があって、しばらく封鎖されてなかったから何度か遊びに行ったりしてたんだよね…注射針とか持ち帰ったりして。今思うと怖いが
・しかもここ、ウチらが最終退出だった。残ったスタッフさんひとりだったけど怖くないかな…おつかれさまです……
・懺悔室は深刻なものから笑えるものまでさまざま。私も勿論書いてきたよ

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ピノキオのホットケーキやナポリタン、かるかやのうどん、Camo Caf醇Pのおやつ、越中富山のごはんもうまかったー。朝から動くとどこそこ行けて楽しいねえ。ポンチさんから『深夜食堂』も貸してもらって(ありがとー!)、食も充実した一日でした(笑)。

11月06日(土)
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