ID:43818
I'LL BE COMIN' BACK FOR MORE
by kai
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■ミヅマ三人衆、うさ公、御名残四月大歌舞伎千秋楽
裏に回ったり、周辺を散歩したりしているうちに三部が開場。ひとごみをかきわけて入口へ向かうと、あ、サイモンさんだ!本興行最後のもぎりを務めてらっしゃいました。私も何度かもぎってもらったことがあります。この日は隣の方にもぎってもらいました。サイモンさんにはファンも多いのでしょう、プチ渋滞になってた(笑)。おつかれさまでした、と声をかけているひとも。
ロビーはとても華やか。奥さま方が笑顔で挨拶しています。ふと見上げると二階にもじゃもじゃしたひとがいる。篠山紀信さんが撮影されていました。開演ギリギリ迄劇場内をうろうろ。歌舞伎座のお稲荷さんにもお参りを。売店は品薄、めでたいやきは焼いてるのに売り切れ(予約でいっぱい?)。ここでもお店のひとに最後の声をかけているひとが沢山。ご高齢の方も多いので、閉場と同時に引退される職員さんがかなりいるとのこと。改装後にはどんなひとたちが持ち場に就いているのかな。コーヒーを売ってくれたおばさんに挨拶をして席に着きました。
直前にタさんから「昨日は芝翫さんが体調不良で休演、代役が福助さんだった」と聞いて冷や汗が出ましたが、しっかりしたご様子で出ていらしたので胸をなでおろす。『実録先代萩』の浅岡、素敵だった!それにしても大向こうの量が半端ない。最後の最後な上にオールスターキャストなもんだから、出てくるひと出てくるひとに悉く声が降る。こんなにいっぺんに大向こう聴いたの初めてです。しかし声を掛けるタイミング以外の劇場内の空気は研ぎすまされていました。普段は結構寝てるひととか喋ってるひととかお弁当の包みをガサガサ言わせてるひととかが必ず何人かいるんだけど、流石にこの日は雰囲気が違ったなあ。まあ、寝てるひとはいたのかも知れないけどね(苦笑)。
『実録先代萩』は子役が出ずっぱりで、台詞も多い。亀千代を千之助くん、千代松を宜生くんが懸命に演じます。狙ったかは判らないけれど、次世代に未来を託す思いが感じられる、現歌舞伎座の最後にぴったりの演目でした。とは言うもののこれ、結構酷い話なんだよね…千代松無理矢理連れてかれちゃうんだもん。泣きの動作が思いっきり振付けなんですが、それでももう可哀相でたまらんもん。しかもふたりともかわいいだもん。かわいいそうだよー!幸四郎さんの鬼ー(役が)!浅岡はずっと嘆きっぱなしです。演じるだけでもう憔悴しそう。芝翫さん、おつかれさまでした。
それにしても最後の花道での片倉小十郎(幸四郎さん)と千代松はビシッと絵になって格好よかったわ…割れんばかりの拍手が響き渡りました。
休憩時間もおべんと食べずに場内をうろうろしみじみ。
とうとう最後の演目です、歌舞伎十八番の内『助六由縁江戸桜』!海老蔵さんの口上で幕を開けました。出てきた途端わあっと声が上がり、続けて大向こうがどばどばどばっ!いずれは海老蔵さんが團十郎を襲名し、新しい歌舞伎座で助六を演じるんだよなあと思うと、続いていくものの計り知れなさに思わず身震い。ちなみに海老蔵さんは来月新橋演舞場の『助六由縁江戸桜』で助六を演じます。こちらは三浦屋格子先より水入り迄。
それにしてもちょう豪華キャスト。助六を演じたことのある方が4人も(菊五郎さん、仁左衛門さん、三津五郎さん、海老蔵さん)出ている。彼らが團十郎さんの助六を盛り上げる、花を添える!ちょー贅沢…目が回る(笑)。
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04月28日(水)
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