ID:43818
I'LL BE COMIN' BACK FOR MORE
by kai
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■PTA復習+『血は立ったまま眠っている』
窪塚くんは憑依タイプではなく自分に引き寄せるタイプの役者さんのように思いますが、今回の灰男の役は合っていたように思います。あとやはり見た目の美しさが際立ってました。姿勢がいいと言う訳ではないのに、ゆらりと立っているだけで得体の知れない冷たさと色気がありました。見映えと言えば丸山智己さんも存在感あった。寺島さんは贅沢に使いましたねー!と言う感じ。大石さんがああいう役って珍しかったな、新鮮。柄本くんは、何を考えているか判らない怪しさはよかったけど、台詞が聴き取りづらかったのが残念。ミチロウさんの存在感と歌はもうシビレた!劇中音楽は朝比奈尚行さんですが、張の唄う、タイトルが含まれた詩にはミチロウさんが曲を付けたとのこと。その歌をステージでも、客席通路でも、突き刺すように唄う。二階へも緊張感が伝わります。と言うか、二階から観たからこそ、客席空間の緊張感がよく見えた感じでした。生音、生声も聴こえるのですが、スピーカーがステージ側にあったので、ギターの音がステージ側から聴こえているのに客席にいるミチロウさんの声は反対側から聴こえてきて混乱したりした(笑)。
そのミチロウさん、カーテンコールでにっこり笑ってねこの死体(のぬいぐるみ)を両手に持って振っていて、本編とのギャップに大ウケ。還暦だそうですが、かわゆいとか思ってしまったよ…(無礼)。
ネクストシアターでおっ、と思っていた役者さんたちが出演していたのも嬉しかったな。
夢破れた先に見る風景は残酷乍らも美しい、と言うのは蜷川さんの演出作品にはよく感じられるものですが、寺山修司の処女戯曲であるこの作品を、彼と同じ歳の蜷川さんが今演出したことに、そしてその舞台に立ち会えたことに感謝します。殆ど見えなかったけどね…(苦笑)。
02月12日(金)
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