ID:43818
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by kai
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■『歌舞伎座さよなら公演 十二月大歌舞伎』昼の部の復習と夜の部
しかしここらへん、再演だし、歌舞伎って新作でない限り詳細に筋書きが公開されているのでネタバレしまくりだし、三太がどうなるか知ってるひとも多いんですよね。そして歌舞伎座の客席は往々にして落ち着きがなく、常に誰かが喋っていたりお弁当やお土産の袋をがさがささせているひとがいるもんですが、ところが。それなのに。大岡忠相が裁きを下すところでは、ものの見事に場が静まり返ったのです。ちょっとこれはビックリしたわ…文字通り水を打ったよう。なんだよやれば出来るんじゃん!と言うより、ここはもう野田さんの話運びの巧さと演出の力に依るものでしょう。素晴らしかった。
そうそう勘三郎さん、毎日言ってるんだろうけど、今思いつきましたみたいな感じでアドリブを飛ばすのがまたいい。観客を楽しませる、観客が面白がるなら首が飛んでも動いてみせそうな役者さんですよね…本当にすごい。女子アナ、小林麻央ネタときて、勘太郎くんとのシーンで「ちっちゃい女つれてた。9年つきあった」と言いやがりました。勿論場内大ウケ、しかもなんてえの、ドリフか!てなくらい、字に書けそうな「ドッ」とした笑い声。それを受けた勘太郎くん「…バカじゃねえの!?」これでまたドッとウケた。どM…こんな父ちゃんを持って、いろんな意味で修羅の道ですね……。でも勘太郎くんならきっと大丈夫!そして勘三郎さんもそうだったんだろう。あー、こうやって歌舞伎役者は代々愛されて、そして歌舞伎座も愛され続けていくんだなあとしみじみした。
終演後、愛ちゃんとお母さまがロビーにいらしたんですが、方々から「ちっちゃい子だ!」「ちっちゃい子だ!」と囁かれていました。嫁も修羅の道です(苦笑)。

それにしても福助さん(昼の部と同じひととは思えない悪女役(笑))と七之助くんは声が通るねえ。染五郎さんと勘三郎さんは大分声がキツそうでした。しかし勘三郎さんの声、決して美声ではないんだけど、他の声だったら勘三郎さんじゃないと言うくらいの確立した声だもんね。唯一無二の役者さん。素晴らしい舞台を毎回有難うございます。

とらのしめかざり買って帰ってきました。

12月19日(土)
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