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I'LL BE COMIN' BACK FOR MORE
by kai
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■THEATER/TOPSのはなし その1
前日が初日。この頃から、ただでさえ遅筆の三谷さんが多忙を極め、ますます脚本の上がりが遅くなっている…と言うのは評判?になっており、この公演の初日に西村さんが台詞を20ページ飛ばしたことは伝説になっています(笑)壁を挟んで会話を聞いていた私と友人が真っ青になったのは言う迄もない。不安と心配でぱんぱんになった状態で観たソワレは、そんなことをみじんも感じさせない仕上がりでした。
今は線引きが判ってきた、と三谷さんご本人も仰っていますが、当時は「ここをこう変えればまだ面白くなる、もっと面白くなる」と限界迄書き直すことが多かったとのこと。実際書き直すと面白くなる。劇団のメンバーとはその辺の呼吸を分かり合えているし、書いたものを見事に体現してくれると言う信頼感もある。で、ますます脚本が遅れる(苦笑)の繰り返しだったようです。
脚本の遅れに不満を漏らすこともなく、「がんばらなくちゃ。皆に申し訳ない」と言っていたのは宮地さんでした。我慢するのが偉いとかそういうことじゃなくて…宮地さんは「三谷さんが書いた台詞をしっかり客席に届けなければ。この芝居は脚本通りにやれば絶対面白い。そして、与えられたこの役を、こんな切羽詰まった状況で演じられるのは、私しかいない」と言う確信を持っていたのではないかと思います。
三谷さんと役者さんたちの信頼関係に圧倒されました。今でも忘れられません。
・『彦馬がゆく』
いよいよTOPS公演がとれなくなって、紀伊國屋ホール上演版を観たのでした。
・『罠』オリエンタル19940917、エルサレム19941015
同級生の葬儀に集まるかつての友人たち。数年後、この光景が現実のことになるなんて知らずに観ていた。お葬式の話なのにどんなに笑ったことか。今でもモルモソ讃歌唄えると思います(笑)
30年の休団の筈が、15年後に新作が上演されたことはとても嬉しかった。これもTOPSのおかげ。観られなかったけど、いいんだ。WOWOWでオンエアが決まったそうです。
水野裕子さんイラスト、鳥井和昌さんデザインの宣美もいつも楽しみにしていました。TSBとじてキンのDMは凝ってたし綺麗だし、細やかな気遣いが散りばめられていて、届くといつも嬉しかった。
04月10日(金)
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