ID:43818
I'LL BE COMIN' BACK FOR MORE
by kai
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■『オセロー』
そしてイアゴー、高橋くん。これはっ、これはっ、よかったですよー!もはや色悪でした。つうかこれ、バッサリ言えばイアゴーモテモテやんってな話だもんよ(笑)皆イアゴーが大好きー!だからころっと騙されるー!で、今回のイアゴーは相当屈折した人物像で、出世欲、嫉妬、上司そして国家への不満のどこにも動機がないように見えてかなり不気味、それだけに魅力的でした。幕間ロビーで「いやあホンットにくたらしいわ」「やっぱりうまいねー!」って声を耳にしてニヤニヤしたよ…。とにかく台詞量が多いので、それを語りこなすのも相当ですが、ちゃんと頭に届くもんな。序盤以外は。序盤がなー、自分の席の位置も関係するのかも知れないけど、囁き声だったからか殆ど聴き取れなかった。これは残念だった。ここ、悪巧みの説明として観客に伝えなければならない情報が沢山入っているのでなあ。高橋くんていつからか(『ハムレット』の後くらいかな)発声ががらっと変わってすごく聴き取りやすくなったんだけど、ちょっとこの序盤は昔を思い出した(苦笑)

しかしな…ほめちぎるが今回のイアゴーは、ニナカンに入った高橋くんを初めてベニサン・ピットで観た時の衝撃を思い出しましたよ…あの『罪と罰』のラスコーリニコフ。ああ、この時も何言ってるか伝わりづらかったけど(笑)あの迫力には気圧されたもんなあ。そう、このひとってすんごい暗い(笑)屈折した人物像が巧い…巧いってんじゃないな、巧いと思わせられたのはむしろ喜劇の方だ、喜劇も出来るんだ!って意味で。技術(勿論技術もあるが)だけではどうにもならない不気味さ、緊張感、目が離せなくなる力を持っていると思う。それが如何なく発揮されるのがこういう役なのかな…。

そういえば鋼太郎さんもイアゴーやったことあるんだよなあ、どういう人物像だったんだろう。観たかったー。

いやあいいもん見せて頂きました。3時間40分があっと言う間でした。

10月13日(土)
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