ID:43818
I'LL BE COMIN' BACK FOR MORE
by kai
[651100hit]

■『胎内』スペシャル・トーク+α
鈴木●戯曲中に佐山が33歳(終戦時が、だったかな?舞台はその約2年後らしいので、終盤「35年間の人生が〜」みたいな台詞が出てくるんだったかな…戯曲探して調べてみます)と言う台詞が出て来ます。年齢的には演じているひととそんなに変わりない。確かに戦争は知らないけれど、想像力と言うものがあるから。それは戯曲に書かれていない登場人物の年表を埋めるとか、歴史の勉強とか…確かに知識は必要ですけど…そう言うことではないんです。僕は、元々役者の中には、世界中の戯曲に出て来る登場人物全ての要素があると思っています。それに気付くか、引き出せるかと言うこと。その引き出す作業を稽古によって、
伊達●(突然)ああっ!そうかあ!そうなんだ!ああ〜、そうなんですね!(ひとり納得、皆ビックリ。場内大ウケ)
鈴木●(大笑)…その引き出す作業は、想像力によってなされるものだと
奥菜●両親の田舎が広島で、戦争の話を聞くこともあったりして…全く縁がない訳ではなかったんです。あと長塚さんに昔の映画を教えてもらって、それを観たり。服装や仕種とかを。真似すると言う訳ではないけど、観て考えて…
長塚●その映画ってのは、ホラ、単純に昔の映画だから、昔の言葉で喋ってるでしょ?映画の内容だけでなく、そういうところから。あとスズカツさんの稽古方法が面白いんですよ。稽古時間が短くて、早い段階から通すんです。「入口から花岡になり切って入ってきて、違う!そうじゃない!もう1回やりなおし〜」とかそんなんじゃなくて、止めないで通す。だからどの台詞を何回も練習するとか、この台詞は力入れて憶えたとか、そう言うのはないです。必ず1日1回通す。通した中から、気持ちの流れを掴んで行く。稽古が早く終わるので、家に帰って今度はひとりでホンと向き合う…。スズカツさんは意図してこういう稽古方法を?
鈴木●そうです(キッパリ)(ここもっと格好いいこと言った気がする…憶えているひと教えて!)
(追記:やまこさんより「確か『これが僕のSTYLE』とかおっしゃってたような。likeキムタクのようです笑かぁっこいいー。」だそうです。かー!)
長塚●かあっこい〜い(場内笑)
鈴木●(笑)これ迄やってきて、この稽古方法だと。1日1回は通す。稽古は早く終わらせる。早く帰って、1日1試合サッカーを観る(笑)

質問●「あれがナニして」とか言う台詞が多かったんですけど、これの意味がよく判らなくて。当時の放送禁止用語だったとか?
鈴木●そのまま台詞にある言葉です。まあこれも、日本人独特の表現ですよね。曖昧に、ぼかすって言う。「あれ」とか「ナニ」でまあ解ってよ、って言う
徳永●表現に規制があって代名詞にした訳ではなく、元々こういう台詞だったと言うことですね

質問●劇中では、閉じ込められて何日間を描いた設定なんですか?
鈴木●5日間、と考えております(てな言い方をしたってことは、戯曲に指定はないのかな?)

質問●先程、三好十郎はしばらくの間忘れられていて、最近になってまた注目されてきた、図書館に眠っていた作品…と言う話が出ました。その昔の戯曲を今上演することについて。また、現在どんどん新作戯曲が書かれていても、それが数回しか上演されないことをどう思いますか?
鈴木●最近になって…と言うことですが、記録を調べてみると、三好十郎の作品は過去民藝とかで上演されて、地方公演で○万人(ごめん失念)動員してたりするんですよね。でもあまり知られていない。それは自分達の不勉強だと言うところもありますが…
(これって、観客層の断絶があるってことだよね…だから今回の上演は、とても意義のあることだと思う)
徳永●『胎内』を選んだのは?
鈴木●圭史くんとやろうって話になって、最初は外国の作品から探していて。ここずっと翻訳作品の演出が続いていて、自分では書かなくなって…気付いたら10年くらい経ってたんですけど(笑)

[5]続きを読む

10月25日(火)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ

[4]エンピツに戻る