ID:43818
I'LL BE COMIN' BACK FOR MORE
by kai
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■『恋の門』『溺れた世界』
哲司さん格好よかったー。「赤毛物、苦手で。俺がジュリアンなんて友達笑うだろうな」なんてプログラムで言ってたけどいやいやどうして。途中から裸足になるんだけど、それが何か…いいんだよねえ。ただ立ってる、ただ寝てる、と言うたたずまいに不思議な色気がありました。上原さくらちゃんはバラエティ等で観ていて怖いコだ!と思っていたけど(笑)容姿に似合った堂々としたターラを演じていました。暗い表情が美しい。立ち姿も綺麗。寝ているジュリアンの腰の辺りを優しく叩いたり撫でたりする動作がとても印象に残った。また舞台やってほしいな。

岡田くんは、残酷な言葉が並べられる台詞を操る場面よりも、表情や目が印象に残った。ターラに振り向いてほしい、ターラに自分の目を見てほしい。そういう顔。ダレンって切ないよー。つみきさんは声に力があった。ある意味いちばんこの世で報われなくて、あの世で救われたようなキャラクターのケリー。彼女の最後の台詞は、つみきさんの声で私の記憶に残るんだな。

昨年の『宇宙でいちばん速い時計』とは一変、装置も何もないまっさらな舞台に映像や照明を映し込む白井さんの演出は『ファウスト』辺りから顕著になっている。モノトーンで統一された舞台、時間の経過や場所、登場人物の心境の変化を、役者への振付で表現する“型”も興味深かった。

ヴェルヴェットのインナーや、グラデーションに染め上げたドレス等、衣裳が特徴ある面白いものだった。『ママがわたしに言ったこと』の衣裳も手掛けた前田文子さんの作品。

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劇場を出ると、見事に台風一過の静けさ。雨も止んでいます。え、もう通り過ぎちゃったの?辺りに傘やら看板やらが散乱していて「すごかったんだ…」とやっと実感が。観劇していた時間に直撃したんだな…劇場の防音施設ってすごいなあ。

10月09日(土)
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