ID:43818
I'LL BE COMIN' BACK FOR MORE
by kai
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■スカッとさわやか、なのに虚しい人殺し
本編はと言うと、スカッとさわやかバイオレンス!凄すぎて笑ってもうた。目を反らす事はなく、むしろあまりの躊躇なしシーンの連続に目が釘付け。こんな凄い画を見逃す手はない!と思えてしまうんだよね。現場の圧倒的なパワーみたいなもんが目を反らす間を与えない感じ。途中何人か席を立つひとはやっぱりいましたが、笑いも随所に出てました。特にジジイの筋肉ムキムキシーンはもう場内大爆笑。ここは素直に笑ったな〜。何故ビキニ!何故ポーズをとる!何その得意げな顔!(大笑)二郎の「何なの、これどうなりたいの」て台詞にも吹き出しちゃった。

でも血と涙と鼻水と精液にまみれてうえ〜んと泣いてるイチからは、ひと殺しの徒労感が滲み出ていて悲しくなった。子供の様なウルウルの瞳で「殺すのよくないよ」って、そりゃ正論じゃー!でも自分をコントロール出来ないのよね、切ないねー。

塚本晋也氏がジジイ役を怪演。イチをはじめ登場人物を将棋の駒のように(そういや将棋してるシーンあったな)コントロールするジジイって裏の主役じゃん。このひとの軟眼、と言うのかなんて言うのか、あのどろ〜んとしてるのに何かを見透かしているかの様な目が最高に気持ち悪くてよかったな。ああこれじゃますます役者で引っ張りだこになってしまうかも。監督作品もお願いしますよ!『六月の蛇』楽しみにしてますよ!

いちばんまとも=心情を理解しやすい人物は、SABUさん演じた金子とその息子タケシなんだけど、このふたりをイチが殺してしまうのは必然だろう。賛否両論らしいこの“子供殺し”はストーリー上、是だと思う。子供だろうが大人だろうが、人間死ぬように出来てんだから。そこに倫理観なんてものはない。偽善ぶって入れ込む事じゃないだろう?ましてや相手はイチなのだし。

画ヅラにもスピード感とノイズ感が満載!タイトルロール、エンドロールも格好よくて、全編見入ってしまった。ボアダムスのメンバーが手掛けた音楽もすっごかったー。映画と原作は別物と考えているものの、これは原作好きからしても充分楽しめた。あんだけやってくれちゃったらねえ。ビバ三池監督!

あーこれでCutに連載されていた『「殺し屋1」日記』が読めるよー!とHMVに行ってバックナンバー一気読み。大森くん右利きだけど、踵落としは左でって条件があったんだね。大変だったろうねー。寺島さんもさぞや大変だったろうね…(黙)

友人も面白かったと言ってくれてホッとする。ありがとうありがとう!うーん、また観たいな。今度は、映画の舞台歌舞伎町のド真ん中、新宿ジョイシネマで観たいなー。

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『STRUCTURE』@EX'REALM

イチ終了後原宿へ移動、大森くんがモデルを努めたエキシビションへ。あのヘタレなイチがステキ!ステキ!相手の女の子モデルをサーブする仕種が自然にサマになっていて、格好よくってもう大変。役者っておそろしい。

12月22日(土)
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