ID:43432
● ココナッツバニラ毒 ●
by 美南海。(minami)
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■再度の崖っぷち
あああああ。なんか色々テンパってて体がガタガタ音を立ててます。つっか、走り回ってるせいで膝の関節が痛いのよ。関節痛なんて、やっぱ私もトシかしら。それとも太り過ぎかしら。

ゴールデンウイーク前に退院予定だった母が、ゴールデンウイーク寸前に風邪を引きまして胃の調子が悪いとか肩がだるいとか背中が痛いとかと言う症状も出ていて体調を崩していたのですが、先週撮ったCTスキャンとMRIの診断で脳と肝臓に癌細胞の再々発が確認されてしまいました。

先生が母本人には「まー別に、良くもなってないし悪くもなってなくて横ばいかな。胃が痛いのは神経性胃炎ですよ。気を使わないように!」と伝えたようですが、その数日後に私の携帯に看護婦さんから電話がかかってきまして「実は、ご本人さん抜きで先生がご親族に話がしたいと仰ってるんですが・・・」と連絡が。

また去年の末の事を思い出してしまいすごく嫌な予感がして私だけでは不安だったので、前回も来て貰った叔父に頼んで一緒に来て貰う事にしました。病院の外で叔父と待ち合わせをし、母には絶対見つからないように、足音を立てず周囲に気を使いこっそりとナースセンターへ。そこから空いてる病室に失礼させてもらって、先生と婦長さんと私と叔父で話をしました。

そして、先週撮ったと言う画像を見ながら説明を受けました。前回治療した直後の肝臓と脳の画像と今回撮影されている画像とを比べながら、前回より進行のペースはゆっくりだと言う事ですが、確かにまた他の場所の癌部位が見えました。肝臓もまたグレーの斑模様の影・・・と、脳の後頭部はかなり大きい。先生は「今の時点では意識が無くなるような場所ではないです。麻痺などが起こる可能性はありますが。」と。そう言えば母はここ最近「足が痺れてんのよねー。」と言っていたような。

来週初めから再度抗癌剤治療に入ります(今までとは違う投薬での)。抗癌剤が始まると白血球も下がってしまうかもしれないし、前回のように薬がバビューンと効く保証もない・・・そうなると余命は6ヶ月。もちろん薬が効けばその範囲ではないのですがこればっかりはやってみないと分からないとの事。1ヵ月後にだいたいの成果が見えると思うと言う事らしいです。

もしも効かなかった場合、それこそ病院を出る事など出来なくなります。先生は「もちろん治療に関して私はサジを投げてるわけでもないですが、今、元気なうちにご本人さんのやりたい事をさせてあげておいて下さい。もしもの場合、ご家族や本人が後悔なさらない様に・・・。もしも私の家族が同じ状態であったとするなら、私はそうするだろうと思うんです。・・・本人が"もう治療したくない、病院は嫌だ、家に帰りたい"と仰るならそれを抑制する事も私共では出来ません。通院での治療や外来での治療、体力的に厳しい治療の間だけ入院する・・・など、その時に応じて治療を選択する方法もあります。本人さんも治療する意欲はあるようなので、その辺りはご家族などで話し合って決めてくださいね。」と仰っていました。

叔父はあれやこれやと具体的に聞いてくれたのですが、私はほとんど先生の話す事を口をつぐんだまま聞く事だけしか出来ませんでした。何か、口を開くと感情が溢れ出てしまいそうで。

とりあえず今度の土日は外泊の許可が出たので、母が行きたがっていた露天風呂付き客室のある旅館を予約しました。(私も仕事が忙しくて、実際は温泉どころではないのですが)

去年、入院した時から年末もゴールデンウイークも一回も母は家に帰れなかったのです。私も、母と入院の準備を持って家を出た時『もしかして、母はもう家には戻れないかもしれない』とも一時は思いました。が、去年入院してすぐに行ってもらった抗癌剤が思いのほか効果が出て一命は取りとめたのです。治療もわりと順調で、食欲も戻っていたのですがゴールデンウイーク前に引いた風邪の辺りからまた体調が思わしくなく。そして今回の再々発の知らせ。後ろから押されて崖っぷちに立たされたかと思うと引き戻されたり、また崖っぷちに押しやられている様な感じです。


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05月21日(金)
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