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KYOKOの日記
by KYOKO
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■泥の河
夕べは、久しぶりにダンナとBSで「泥の河」をみた。
亡くなられた田村高広さんが父親役で出られててその追悼の意味もあるのだろう〜
この作品。原作が「宮本輝」ダンナも私も好きな作家だ。
泥の河・螢川・道頓堀川の3部作のひとつ。
私はこのどの作品も好き。映像が浮かぶ作品だと思う。
あと「錦繍」「青が散る」「春の夢(特に好き)」
などの初期の作品がお気に入り。わりやい読みやすいって言うのもあるし・・・関西が舞台っていうのもイイのかも!?
「泥の河」は映画としては昭和56年小栗監督初監督作品らしい。
時代は昭和31年。やっと戦争の影が薄れ始めた頃・・・
主人公の少年は小学校3年。舞台は大阪市西区安治川・・・
ちょうどダンナはこの地でまさに小学3年ぐらいだったとか
あの風情は記憶にあるかどうかは知らないけれど、ダンナのお父さんがこの地でトラックを使って石炭を運ぶ仕事を始めた時期だと思う。
日本の成長期の入り口あたりのごちゃごちゃした雰囲気が私の記憶の中にも残っているので(もちろんまだ子供だったけど)なんとなく懐かしい気持ちで見ていた。
モノクロで描かれた中に、庶民的だけどなんとなく物悲しいそんな昔の大阪の雰囲気がよく出ててしみじみと見れた映画でした。
田村高広さん・・・良い役者さんだったなぁ〜ご冥福をお祈りします
05月30日(火)
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