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西方見聞録
by マルコ
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■異文化フィールドワーク:聖都潜入
過去日記、また行きます。



この日私どもが向かったのは、全国からやってくる人々を「ようこそおかえり」と言って迎える、、


駅前には天安門広場か?って感じの広場の広がる、、、


天理教の総本山、天理市でございます。

 天理教、奈良県民にとっては割とファミリアな存在です。まあ、天理よろづ相談所病院への信頼感とか、この近所の開業名医さんのおおくがよろづ相談所病院のOB・OGだったりする関係もあって、新宗教への警戒感みたいなのはあんまり感じにくいです。また、天理大学の民俗学は結構いい人材が揃ってて、私の出身大学からも何人か行ってるってのもマルコの天理教へのファミリア感の源かも。あとケニア時代、天理教のミッションにはかなりお世話になった覚えもあります。コレだけ、そばを通過しながら、天理教徒の人から入信を勧誘された経験がないのです。そんなわけで、私見ですが、天理教って異教徒に寛容な感じがしています。みなさんどうですか?

 で、この日は、1号さんが天理市市民会館で開催されたソーラン節の全国大会に出場するので観戦に来たんですな。学校からの引率ですでに1号さんは朝6時半とかにうちを出て会場入りしていました。午前中予選が行われて、予選を通過して決勝進出した1号さんが午後の部に出てくるまで3時間ほど時間が空いたので、おKさんとあめでおさんとマルコの観戦組は天理市内をプラプラしてたってわけです。




 むう、しかし、宗教都市、天理。ここはやはり異教が支配する異文化の町って感じがします。とにかくここはイスラム教でいえばメッカなわけです。全国から巡礼に来る公称190万、多分実数50万くらいの天理教徒が、どっかりお土産かって行くのでしょう。商店街はほかでは見られない天理土産が満載。(写真は早朝にうつしたのでシャッターしまってる店が多いですが昼前には商店街は全開になってました)


 そして多くの町の人が羽織ってる天理教半纏。若夫婦が0歳児抱っこして歩いてても3人とも天理教半纏着てたりするわけです。



コレは教会服って言うか、礼装みたいなの。コレ着た人はお目にかからなかったです@街中。



で、これは神殿椅子。なんつうかこういう椅子があっちこっちの店先で普通に売られてます。むう、異文化。でもなんつうかタイヘンおもしろい感じがします。独特の宗教文化とそれに伴う物質文化がこの街で独自に発達してるわけですよ。斑鳩から電車上手く乗り継げば30分もかからずに到達できるこんなご近所に!


 本屋さんも、普通の本屋さんと雰囲気が違います。もちろん普通の本を売ってる店もありますが、どの店も一番いい場所は月刊陽気やみかぐらうた楽譜が売られてたりするわけです。



 で、そういう独特の本が売られているのであれば、その出版社もあるわけです。



 ででここがメッカで言えばカーヴァ神殿にあたる天理教の総本山。


 で、よくみると、みなさんこの黒いラインを超えて砂利エリアに入るとき軽く一礼しています。


 天理高校生も一礼します。なのでマルコ一家もここをまたぐときは一礼してみました。ここまでくると天理教徒確率95%くらいになってると思うので、あんまり異教徒であることを前面に押し出しては申し訳ないような気がして。


 総本部の前では地元の幼稚園生がマーチングバンド奉納中。


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11月29日(土)
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