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西方見聞録
by マルコ
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■ジェンダー3題A団鬼六とさくらー妄想は頭の中だけにしておけ
ちょいと前、朝日新聞のBeのオレンジのほうで団鬼六とさくらという記事が出た。またおやじのしょうもない妄想がありがたがられてさ〜と気軽に読み飛ばそうとしたんだけど、さくらさんが故人であることとその生年が衝撃的に「現在」に近かったのでちょっと愕然とした。
会津の女子高出身で東京に出た。この文章からだけでかの地の周辺山村をフィールドにしたことのある私には地元エリートだった少女の横顔が見える。出身校は会女か若女か?それが会津田島や喜多方、若松でなく東京に卒業後の進路をとるということはかなり賢く実家も彼女の将来に期待してたにちがいない。
記事では看護学校に通ったが失恋してやけになってキャバクラで勤めてたとき、団鬼六と出会って「愛人」になった、とある。キャバクラ嬢経験者ってのはもう人権を守ってもらえる存在じゃなくなるのか、というような記事だ。こんだけ顔がしっかり映ってる写真載せちゃって故郷や遺族はどう思ってるのか。
1978年生まれで死んだとき24歳ということはほんとに少女に毛がはえたような存在だ。同級生は就職して普通にキャリアを積んでるとき、老作家の欲望の具現化の道具にされるってのは、どういう気持ちだったんだろう。なんつうか爺いい加減にしとけ、って気がする。
もちろんそういう文学や妄想を否定する気はない。でもそれを現実に求めて女性やその周囲が答えられる時代はとっくに終わってる。BL(ボーイズラブ:少年愛)が好きな腐女子だって貴腐人だって(少年愛愛好家の女性をこう呼ぶ)それは妄想と割り切って楽しんでる。誰も実際に美少年捕獲してきて同性愛を演じさせたりしてない。
男様ってのはホントに偉かったんだね〜。でもね、女だってみんなかけがえのない自分だしかけがえのない誰かの娘だったり友達だったりするんだよ。そろそろそういうことに普通に気づけ。
04月10日(木)
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