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西方見聞録
by マルコ
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■PTAの片隅でジェンダーを叫ぶ
本日も仕事の前にPTA会合に参上します。今日は選考委員会という来年度本部役員を裏から指名する影の軍団の会合。そこで話し合われたことは決して他言できないという厳しい掟のもとに会合は開かれます。
で、わたしもWEBで楽しく会議内容を暴露してる場合ではないのですが、1つだけどうしても言いたいの。
会長1名と副会長3名が本部役員の中枢に座るのですが、会長と副会長1名は必ず男性。副会長に座った男性が来年度の会長になる。という不文律があるときいて「なにいいい?」と思わずジェンダー魂がシャウトします。実働は2名の女性副会長が担うのですが、挨拶や県郡との調整には男性会長や副会長が出なくてはならないそうです。なんつうのそういうトップは男で女は実働で補佐。って世界観がどれだけ子どもに男性第1主義的なヒドゥンカリキュラムを与えているか、君たち想像したことがあるのかね?という思いがこみ上げてきます。
さらに副会長ー会長を就任する男性は土地の自営業の方が狙われるらしいのですが「授業参観等に頻繁に来ているお父さんは漏れなくチェック」という指令も飛んでました。や、やばい!うちのあめでおさんは半分以上の授業参観に行ってる!さらにPTAの所属委員会決めにも参加させてしまった。さらに町内見学で子ども引率ボランティアを募ったときあめでおさん希望して参加してしまってます!(彼は写真とりたいだけなんです)
自然とその場の視線がマルコに集まります。
委員長「マルコさんちのお父さん、、よく、学校、来てらっしゃいますよね」
マ「は、、はい。でもあのお父さんは一見男性に見えますが、実は性同一障害で心は女性です。だから会長は出来ません。」
とジェンダー注意報を発令してみます。みんな冗談だと思って笑ってました。ひとりだけ昨年も選考委員会を勤められたお母さんが「保守的な土地柄ですからね、私もほんとはヘンだとは思うんですけど」
とマルコの心の鬱屈を察した発言をしてくれました。
とにかく男だからってだけであめでおさんが担がれることがないようにマルコ、「君を守ってみせる」と決意を新たにする木曜の朝でした。
06月07日(木)
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