ID:4157
西方見聞録
by マルコ
[200772hit]
■予定通りの休日の午後
さて日曜日の昼下がり、マルコは県立M病院の救急外来の廊下にいた。私たちのほかに6組ほどの患者さんがおられた。インフルエンザ時々ロタって感じでみんな一筋縄では行かなさそうなお病気でこの場に集まられたご様子。
そしてそれぞれの患者とその付き添い人たちは決して同じソファーには座らない。それぞれ半径三メートルくらいの同心円の中心に座り、他の患者と適度な距離を保ち「感染(うつ)さないでね」オーラを発しながらガンを付け合っている。
ひときわ高い音が響き救急車が横付けされ、ストレッチャ―に寝かされているらしい患者(多分赤ちゃん、でも布団の陰で見えない)とその母親と三人の救急隊員が血相を変えて廊下に走りこんでくる。しかし病院側はストレッチャ―をそのまま廊下に待機させる。忙しく行き交う看護士さんたちはストレッチャ―も見えないかのようにその前を行きすぎる。
救急隊員のお兄さんが一人の看護士さんを呼びとめ「あの,小児科なんですが」とドスの聞いた声で言う。
看護士「ええわかってます。」
救急隊員「よろしくお願いしますよ」
看護士「そのままお待ちください」
となかなか乾いているけどそれなりにそれぞれの存在を賭けた会話が交わされる。
そんなとき
「山田Kちゃ〜ん診察室におはいりください。」
とよばれる。ひえ〜救急車の患者よりも前かい。
さてなんでマルコが日曜の午後そんなところにいたのか。
こんなに良く晴れてうららかな日曜、昨日夜には1号さんのお熱も下がり,今日は久しぶりに法隆寺にでも散歩に行こうかとはなしていた楽しい日曜。ベランダで洗濯物を干していたマルコのところにおKさんがサンダル持って現われマルコの足元に絡み付いて戯れ始めた。マルコが洗濯物を干し終わり中に入るので「おKはいろう。」というと「いやんいやん」というようにベランダに寝転がろうとするおKさん。「だめだよベランダで寝たらばっちいよ。」とおKさんの腕を引っ張り、立たせようとした。そのとき何かが起こったらしい。
家に入っておKさんが「いたいの〜いたいの〜おててがいたいの〜」とファミリーメンバーに訴える。別に腫れているわけではないがこころもち腕がダランとしている。
こ、これは,脱臼(もしくは肘内症)か〜?
とりあえず日曜でもやってる整形外科を案内してもらおうと119に電話をする。そうすると以前のKさんが入院したことのある県立M病院が本日の休日診当番だという。そこでM病院に電話をすると「今ものすごく救急が込んでいて電話もつながらないからかけ直してくれ」と総合受付で言われる。
そうこうしているうちにあめでおさんが焼いていたごまパンが焼きあがり皆でお昼ご飯を食べることにする。おKさんはとりあえず痛くなくなったようですでに1号さんと何かして遊んでいる。
痛くないのかな?脱臼じゃなかったのかな?と不審に思う。何を隠そうこのマルコは幼少時、腕を脱臼させてばっかりいた。三回はやった。しかしその都度痛かったような気がするのだ。このおKさんの余裕っぷりはなんか違うような気がする。
どうしようか、混んでておそらくインフルエンザ渦まくM病院の休日救急に行くべきか?それともあしたを待って近所の整骨院にいくべきか?
ご飯を食べ始めるとおKさん元気に食べるがしかし痛いほうの右手を使わず左手で食べており、右手は相変わらずダランとしている。
そこで稲田堤時代の1号さんの親友Sちゃんのママに突然だが電話することにする。Sちゃんママはクローズアップ現代で国谷さんに紹介されたことのある保健士さんで、現在は保健所を退職してなんと稲田堤住人なら誰でも知ってるあの!I助産院で働いておられるのである〜。
そんでついでに言っちゃうと稲田堤時代のマルコの心の恋人(片思い)でもある〜(あー言ってしまった、隠していたのに)。
「痛くないわけじゃなくて痛くないポジションを保持しているだけで、お母さんが見ておかしいんならそれは肘内症でしょう。整形外科か接骨院にいきましょ〜」という電話診断をいただく。
[5]続きを読む
03月06日(日)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ
[4]エンピツに戻る