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西方見聞録
by マルコ
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■「神のうち期間」終了
 さて、当日、まずは1号さんとあめでおさんが予約しといた家のお向かいのパーマ屋に着付けしてもらいに参りました。そこでゆるゆるとおKさんが着る予定の着物を取り出しまあいっちょ、着させるべ、と思ったら!んが〜ん!!丈が長くておひきづりさんです!なぜ?なにゆえ?1号さんだってこれを着たじゃん!と灰色の脳細胞を回転させると、そうだ、1号さんも長かったから、エルザさんが着丈を短くして宅急便で送ってくれてたんだけど、その後も毎年お正月に着せてたら、5歳くらいで丈が短くなったからもとの長いサイズに戻しちゃったんだっけ、といろんな映像が脳裏をよぎりまくります。さて困った、コレから丈を短くする時間も技術もない。一心に長すぎる丈の着物を見つめていると、以前エルザさんが丈を短くされた時の縫い痕が裏地に微妙にのこっています!その縫い痕を頼りに安全ピン7本を使用して何とか丈を短くすることに成功。

 そのピンチを脱した晴れ姿が下記でございます。



 汗だくになって1号さんの準備をしている美容院におKさんを伴い参りますと、1号さんさすがにプロの手によりそれなりに変身なされて、半玉か、チビタマかって雰囲気で完成なされておりました。
 そこから着物姿の2児に運動靴はかせて、バスに乗って龍田神社に移動しました。バスに乗り合わせた老女な方も運転手さんも「七五三かい?おめでとう。」と祝福してくれました。神社に到着し、しばらくして参加者全員集いました。まあココで10円ほどお賽銭上げてむにゃむにゃお参りして帰ろうかとも思ったのですが、ちょうどそのとき、お宮参りで祈祷してもらってたご一行様が拝殿から出てこられました。神主さんもばっちり装束決めてそこに居られたので「まったく予約してないんですがご祈祷お願いできますか?」と聞くと「いいですよ」と気さくに応じてくれました。2人ともお祈りしてもらって9000円でした。

 下記がお祈りされ中の1号さん。祝詞も郷土色豊でおもしろかったです。ちなみに神主さんは女性でした。なんか優しげでいい感じでした。



 さてその後あめでおさんも心行くまで写真をとられ、気が済んだところで、再び2児は草履から運動靴に履き替えて、全員で宿泊先の法隆寺の東にある旅館「大黒屋」さんに移動。ここは正岡子規が逗留したり、高浜虚子の「斑鳩物語」ではこの旅館の娘が法隆寺の僧と恋に落ちると言う設定だったりしてまあ、由緒正しい旅館なんですが、今は寂れてご夫婦2人で営まれている民宿って雰囲気でした。でもお料理も素朴に美味しく、とっても善人そうな女将さんが素敵で「まさかあなた様があの斑鳩物語のモデルでは?」というような失礼な疑問は持ちませんでした。

 で、まあその大黒屋への移動途中、法隆寺境内を散歩がてらみんなでそぞろ歩き中が下記の写真です。

 

 2人も女の子が着物着てれば、それなりに目立ち、割と注目を集めました。おいおい七五三は寺におまいりじゃなくて神社だろ?という突っ込みも聞こえてきそうでしたが、法隆寺は散歩経路なのです。お許しください。

 中でも外国からのお客さんは非常に子どものばっちりした民族衣装が嬉しいようで、白髪の欧米系と思われる一人旅中と思しきおばあさんがふらふらと私たちについてこられました。

 まあ気持ちはわかります。私だってアフリカ勤務中、平素びしっとスーツ着てるアフリカ人の皆さんがお祭りの日に腰蓑つけてトラディショナルダンス踊ってくれれば、ばしばしカメラで写真とって、やっぱこうでなくっちゃ、と喜んだものです。またスペインに学部の卒業旅行で参上したときちょうどスペイン・バレンシアの火祭で民族衣装姿のお嬢さん「ポルファボール」とお願いして写真とらせてもらいました。

 さて、件の白髪のおばあさんはかな〜り長い間1号さんの跡を追いかけた後、「シル・ブ・プレ」とフランス語で声をかけてこられて、身振りで写真とらせてくれ、とお願いされました。なんか現地人としては嬉しい気持ちで「ダコード、シル・ブ・プレ」と鷹揚に許可を与えます。


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11月06日(土)
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