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江草 乗の言いたい放題
by 江草 乗
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■参政党に投票する馬鹿の分析
言うまでもないことだが、有権者には馬鹿が多い。これは実社会でも同様で、あの大学入試センター試験みたいな易しい問題でも平均点が6割くらいで、受験勉強して対策して受けてるにもかかわらずその程度の平均点なのである。現代文のどう考えても答えはこれだろうという問題でさえ多くの受験瀬は間違う。そもそも有権者に馬鹿が多いのではなく、国民の知的レベルなんてたいしたことないのである。だからくだらないバラエティ番組を各局流してるのだし、それで愚民たちは満足しているのである。
愚民たちは本を読まない。高尚なオレのブログや駄文などはなお読まない。オレがnoteというサイトに渾身の力作を書いたとしてもせいぜい100人くらいにしか読まれない。だったら愚民たちは日々なにを読んでるのかというと、本すら読まないで動画サイトやTiktokなどを観ているのである。そういう愚民たちは教養がないから簡単に詐欺師やペテン師に騙される。小麦は戦後の食文化 であるとか、メロンパンを食べたら死ぬなどという扇動に簡単に乗せられるのである。嘆かわしいことだが事実である。
昨年の東京都知事選に石丸伸二というコミュ障の若者が出馬した。相手からの質問にまともに答えずに議論をはぐらかし、突然人格攻撃を行うその動画を多くの愚民は「カッコいい」と思ったのである。オレはすぐに「こいつはイカサマだよな」と看破したが、多くの若者は騙された。東大生も騙された。ある東大生は「周りはみんな石丸支持です」と答えてくれた。天下の東大もそこまで知の劣化が進んでいたのである。
石丸現象の後に起きたのは兵庫県知事選挙である。そこではSNSを駆使してデマを拡散する連中が跳梁跋扈して斎藤元彦を支援した。「パワハラなんかしていない」「知事は本当は正しい」「知事は既得権益と戦っている」元彦が実はとんでもないパワハラ体質であり、しかもろくに仕事が出来ない無能な人間であることはその後明らかになっていくのだが、少なくとも選挙の間はデマの方が優勢だったわけで、110万人という県民がそのデマを信じたのである。「立花孝史さんを信じて投票しました」とテレビで語る哀れな老婆を観て、「振り込み詐欺の格好の餌食だよな」とオレはかわいそうに思った。馬鹿はとことん騙される。
参政党の主張のほとんどというか、100%がデマである。神谷宗幣は時に治安維持法を礼賛し、常にその主張は首尾一貫せず前に語ったことを簡単に全否定する。党組織は完全な独裁体制であり、異論を唱えるとすぐ排除されてスパイ扱いされる。公設秘書がパワハラに耐えられずに自殺したりしている。そしてその参政党の候補者はもっと過激だ。東京選挙区のさや候補はなんと核武装することを「最も安上がりな戦力」になると主張した。アホかおまえは。被爆国の日本が核保有国になるというのは、あの戦争から何も学んでないということなんだよ。即座に世界の信頼を失うということなんだよ。国連の旧敵国条項を口実に即座に中国からミサイルが飛んでくる案件なんだよ。
これまで維新に投票してきた大阪の愚民たちの中にも参政党支持者が増えているという。これまで馬鹿だった人たちが急に賢くなるわけがないので、「維新に入れる馬鹿」から「参政党に入れる馬鹿」になっただけで馬鹿から馬鹿へ平行移動しているに過ぎない。
ただ、こういう馬鹿たちというのは本質的にオレのようなインテリ層が嫌いなのである。そうして参政党を自分たち馬鹿を代表する旗印のようにとらえているわけである。それはトランプ大統領がハーバード大学を攻撃していることと重なる。参政党のようなネトウヨ政党がもしも権力を握ったら、京都大学は真っ先に弾圧の対象とされるだろう。第二の滝川事件が起きるのかも知れない。
オレは馬鹿が怖い。馬鹿というのはすぐに「外国人排斥」などの扇動に乗せられる。関東大震災の時に起きた朝鮮人虐殺のような悲劇は、大衆が馬鹿であることと、その大衆を扇動する悪が存在することで起きる。そうして扇動しようとしている悪はネット上にいくらでも存在する。そういうヤカラからはオレのようなまともな人間が邪魔なのか、大量のウイルスメールや迷惑メールがオレには送りつけられるのである。
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07月15日(火)
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