ID:41506
江草 乗の言いたい放題
by 江草 乗
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■ガーシー除名の意味





 国会に出席しなかったという理由でガーシーは参議院議員を除名になった。除名になった議員というのは過去に3人しか居ないわけで。ガーシーは憲政史上三人目となったわけである。もっとも過去に除名された2人と比較するとあまりにも理由が情けないと思うのである。

 1951年に除名されたのは共産党の川上寛一衆議院議員である。日本がGHQの占領下にあった時代にその占領政策を批判したために陳謝を命じられ、それを拒否したために除名されたのである。川上寛一はその後公職追放されたが、後に大阪二区から当選して議員に返り咲き、そのまま当選を重ねている。自分の信念を貫き通した「国士」の一人であったとオレは思っている。

 もう一人は1940年、帝国議会であの有名な「反軍演説」を行った斎藤隆夫である。当時のあの世相の中で、軍部を堂々と批判することができた斎藤隆夫議員は真の国士であるとオレは思っている。除名された斎藤隆夫は1942年の総選挙で兵庫5区から最高得票で当選し、再び衆議院議員となった。このように過去に除名された議員というのはそれぞれ立派な方々なのである。

 ところが3人目を飾ったガーシーはちょっと情けない理由だった。国会をサボったからという理由である。なんかそれが除名の理由になるのかとオレは少し疑問を感じるのだ。だって国会には寝てる議員や、LINEでSACHIKOとやりとりしている音喜多議員など、とにかく情けない人がたくさんいるわけで、そいつらはただ国会に「居る」だけなんだが、それで議員としての義務は果たしているということになるのだ。

ところで国会議員の仕事っていったい何だろう。防衛費の大幅増とか日本が反撃能力を保有することとかは、国会を開かないでいつのまにか閣議決定で決められていた。本当なら議員達が侃々諤々の議論をして詰めないといけないテーマである。

 統一教会救済法案は、野党からの申し入れで少し中味に変更が加えられたが、自民党や維新の会という壺政党・壺議員の責任には全く触れず、「被害者救済」に矮小化された形で成立した。やっぱり自民党は統一教会なんだなと思った瞬間である。始球式で岸田総理が101という背番号をつけていたが、あれは10(トー)1(イツ)という意味でやっぱり岸田や自民党は統一教会との腐れ縁を解消する気などないんだなと思ったのである。

 予算案の採決時にれいわ新選組の議員が牛歩を行い、声高にその予算案の欺瞞性をアピールした。国民を本気で救済しようという気などまずない政府の予算案はクソだ。あのとき反対票を投じた野党議員の中にはれいわ新選組の山本代表と同じ気持ちの方もきっといたと思いたいのである。

誰でも国会議員になれるわけではない。世襲によって親の地盤を引く継ぐ二世ボンボン議員の中にはほんまもんのゴミ屑もいる。そういうゴミレベルの人でも「二世」というのは大事なブランドである。自民党や維新の会にはそうい
う世襲政治家が多い。

 本来、除名されなければならないのはそういうゴミ世襲議員や数あわせの与党議員の中に存在するとオレは思うのだ。秘書が運転するクルマが人をはねても、「行け!」と命令する片山さつきみたいな議員もいるのである。こんな行為は一般国民の場合なら許されるはずがないのだが、議員サマという特権階級は時に法律もねじ曲げるのである。

←1位を目指しています。







03月16日(木)
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