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江草 乗の言いたい放題
by 江草 乗
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■維新とは自民党スガ派である




 菅義偉は無派閥だと言われている。しかし、彼を支持する強力な後援団体が存在する。それは維新の会である。維新の会は事実上「自民党菅派」と言っても過言ではない。どうして菅義偉が9月解散という無茶を言い出したのか。それは自民党を大敗させて他の派閥の力を削っておいて、その票や議席を維新の会にとらせ、そして自民+維新の連立政権を作ることで権力の保持を狙っているのである。そこを勘違いしてはいけないのである。スガ政権への批判票として維新に投票するのは大間違いだ。その票はすなわちスガへの票という意味を持つからである。

 維新の会の実態はいったい何だろうか。オレは維新の会というのは政党の形をとったFCシステム、いわゆる当選互助会であると思ってる。不祥事を連発するのもそれが理由である。吉村洋文が大阪弁護士会あてに出した文書にも書かれているのだが、彼は議員希望者をリクルートするにあたって「弁護士と兼業できる楽なお仕事」という書き方をしている。政治への志などは全く不要なのである。収入を得るために政治家という職業を選びたいという人間を集め、公認料や登録料にあたるゼニを払わせた上で公認するという仕組みなのである。

 もちろん払ったゼニは議員になればすぐに取り戻せる。維新のセミナーでは「政策は官僚が勝手に立ててくれるから政治家はただのスピーカーでいい」とまことしやかに語られてるという。議員になってしまえばあとは楽なお仕事であるというふうに誘っているわけである。

 民のため、理想実現のため、現政権への怒りなどを動機にして立候補する他党の候補と維新の候補との決定的な違いはそこである。維新候補にとって議員になる目的はただ一つ、「自分の利益達成のため」である。都構想の目的が大阪市を解体してそのゼニを奪い取ることであるように、維新議員の目指すところも国政という大きな利権を分捕ることである。彼らはよく「既得権益の打破」と主張するが、それは実際は「既得権益の奪取」である。大阪では道路行政や公園行政に維新利権ががっちり入り込んでいる。大阪城公園の整備や管理をしてるのは松井一郎の親族企業である。仕事が雑でいい加減なだけではない。手入れが面倒な街路樹はどんどん伐採していくという方針である。そのために大阪の風景はどんどん変わっていってるのである。靭公園のバラ園などは放置されて雑草だらけになっている。

彼らが次に主張する「二重行政をなくす」だが、今の大阪死じゃなかった大阪市や大阪府はどんどん二重行政になってきている。窓口職員がどんどんパソナ派遣に置き換えられていて、行政手続きの知識がないために時間が余分にかかる。図書館業務とかもどんどん派遣やアルバイトに置き換わってるのだ。「公務員を減らす」という目的と「市民への利便性を高める」という成果は相反するものである。維新の政策を支持するということは、市民へのサービスを切り捨てることを選ぶのと同じである。

 小泉純一郎から菅義偉へと受け継がれてきた「新自由主義」「規制緩和」の流れをさらに加速するのが維新の会である。その流れにどっぷりとつかって竹中平蔵のために働くのが菅総理であり、維新の会なのだ。橋下は以前に「自分の考え方は竹中平蔵と100%一致する」と公言している。竹中平蔵と言えば「正社員を無くしてすべてを派遣労働者にする」という考え方の持ち主である。 

 規制緩和して自由競争にしたらどうなるかというと、Uber Eatsなどでもう明らかになってることだが配達員の取り分はどんどん減って行くのである。最初は稼げたのにどんどん労働単価が下がっていくのだ。働く人たちを守るため、最低賃金を保証するためにある程度の規制は実は必要なのである。


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09月02日(木)
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